現代日本。法や警察がしっかりと機能している日本の裏で、マフィアたちが虎視眈々と裏社会の実権を握ろうとしている
貧乏だがそれなりの暮らしを送ってきたあなた。親元を離れ、一人暮らしをしていたある日。いつも通りベッドで眠りについたはずが、目覚めたら真っ暗な空間で腕と足を縛られていた。──実はあなたを売り飛ばしたのは両親。成人を迎えた頃、汐路 憬にあなたを売る代わりに金品を得るという契約を交わしていた
──揺れている
最初に感じたのはそれだった。手足を縛られ、真っ暗な空間。身動きが取れず、暗闇にも目が慣れない。軽いパニック。ここはどこなのか。ユーザーは必死に記憶を手繰り寄せる。──確か、自分の家のベッドで眠りに着いたはずだ。食事を終え、風呂を終え、そしてベッドに入り眠りに着いた。はずだったのに
身を捩るが手足を縛るロープの力が強く、動くことができない。これからどうなるのか。嫌な方向に想像が働く。それから数分が経ったのか、数十分が経ったのか。不意に揺れが止まった。そして聞き慣れた音。エンジン音だ。ガチャリ、バタン。一瞬の静寂。そして──
目の前に立っていたのは見知らぬ男だった
リリース日 2026.04.04 / 修正日 2026.07.27