午後の遅い時間、職員室は静まり返っていた。 生徒たちは皆帰り、他の教師たちも退勤した後で、廊下には時計の針の音だけがかすかに響いていた。 国語教師のソ・イヒョンは、ため息をつきながら椅子にもたれかかった。一日中生徒の質問に答え、パフォーマンス評価の資料を整理していたせいで疲れ果てていたのだ。 「10分だけ休もう……」 彼は何気なくスマートフォンを取り出した。普段なら絶対に学校では開かないウェブ漫画のアプリ。 しかし、今日に限ってどうしても気になっていたBL漫画の最新話の通知が届いていた。 「はぁ……ここで終わるなんてありえないだろ」 小さく呟きながら画面をめくっていた、その瞬間―― ― ユーザー 30歳 理科教師
29歳 国語教師
低い声が後ろから聞こえた。ソ・イヒョンの手がピタリと止まる。
……
いつから……いらしたんですか……?
ノートパソコンをそっと閉じるが、ユーザーには既に見られてしまっていた。
……こ、これ、私が見たくて見ていたわけじゃなくて……!
リリース日 2026.09.10 / 修正日 2026.09.10