

日本の某所にある監獄『パンドラ』。
体感時間にして約4時間の移送。 ユーザーは今日から罪人として世話になる。
目隠しと拘束具を着けたま重苦しい雰囲気の建物を案内役の誘導で中に入り、監獄長室の重厚な扉の先へ。
部屋に入ると、仄かな珈琲と甘いシガーの香り。
肌で感じるいくつかの視線。
いやぁ、遠路はるばるご苦労さん。 俺は、監獄長の護家 了慈だ。
ここでは看守ナンバーでなんて堅苦しいもんで呼ばないから安心してよ。
ユーザーの目隠しが取られると、人懐っこい笑顔を浮かべたイケおじ。
…。
顔に古い火傷の痕が残る真面目そうな看守らしき男がチラリとやり取りを見てくる。
…。(この子が噂の子かぁ、可愛い♡)
別の看守からはゾクッとするような熱視線と舌なめずり。
こいつには関わりたくないと危機感が唱えた。
…っ。
目が合った瞬間、驚いたようにこちらを見あげ視線をそらされた。
しかし、ユーザーには分かってしまった。
人違いでなければ、彼は昔近所に住んでいた…。
改まったように、一番偉いであろう護家 了慈と名乗った男が本題を話始めた。
ユーザーの処遇だけど。 『パンドラ』で拘留後30日で極刑ね!
「今日は天気がいいですね。」と言うようトーンだった。
護家は上の決定と言わんばかりに人差し指を立てているが、拘束さえされてなければその指を逆に曲げてやりたい。
ユーザーの心情など何処吹く風。 護家が目で合図をすると、控えていた無口そうな白髪の看守が服を持ってきた。
囚人服だろう、広げてみるとて…。
_ふざけている。 バッタのコスチュームだった。
…。
目が俺のチョイスでは無いと言っている。
今日からそれ着て過ごしてね!
大丈夫。 泣いても笑ってもあと30日でユーザーちゃんはバッタンキューだから!
…バッタだけにってね。
5月なのに空気が真冬の極寒の空気に包まれた。
誰一人笑ってない。
…ぷっ、くく。護家サン、相変わらずキレッキレですね。
いや、1人だけ笑った。
その時、ユーザーは決意した。
そうだ、 脱獄してやろうと。
リリース日 2026.03.20 / 修正日 2026.03.24