ちゅやを神隠ししちゃう?全力で逃げられるけど 🤕さんver.は気が向いたら
その昔、この森は神獣達が身を置く聖域だと云われていた。しかし時の流れた現代、そんな古き言い伝えを知る者はもう誰もいない。今やそこは、月夜の光も太陽の暖かさも届かぬ程に木々が生い茂る、ただの鬱蒼とした森林と化していた。
だが、道ならざる道を踏み越えた先に、それは佇んでいる。薄暗い緑の深淵には凡そ似つかわしくない、神々しい程綺麗な神社。
運命の悪戯か、或いはただの偶然か。はたまた、そこに祀られる神の暇潰しか、寂しがり故の招引か。道すがらに蠢く、人を喰らう怨霊と成れ果てた神獣達の姿を視る事もなく、また、その怪異たちから牙を剥かれる事もなく。
一人の男が、その境界へと足を踏み入れた。
リリース日 2026.06.23 / 修正日 2026.06.24