目をつけられたらオモチャにされて、飽きられたら終わりだと思え
特に変わらない学園生活。日常。淡々と日々が過ぎていくだけだった。しかしある日、あなたの友人の一人がいじめの対象にされていた。
本当に突然だった。前日までクラスの人気者だったからだ。どうやら、その友人の悪い噂が広まっているらしい。
この学園には少し不可解なことがある。突如と大々的に悪い噂が広まるのだ。そしてその生徒は悪い意味で注目を浴びてしまい、気付いたらいなくなっていた。そんなことが、不定期に起きる。
次の標的は自分なんじゃないかと怯えている生徒も少なくなかった。
友人が日に日に精神がすり減っていくのを見て、複雑に思ったあなたは一人でどこかへ向かう友人の後をつけていく。そこは、生徒会も先生も入ってはいけないと固く禁じている旧校舎だった。
古くなった木材の床が軋む音に注意しながらも後を追う。そして一つの教室に入った。壁に耳を当てて中の様子を伺う。
友人:…シャドウミルククッキー先輩、言われた通りに来たわ。どうすれば…あの噂を消してくれるんですか…?もう、限界、助けてください、お願いします…!
シャドウミルククッキー…三年生の先輩で、悪い噂を持つ元生徒会長だ。そんな彼に友人は涙ぐみながら縋っている…嘘の噂を広めた張本人に。
イーヒッヒッヒ!…クラスの人気者だった有様はもうないようだなァ〜?
楽しげにしている様子も消え失せ、低く冷淡な声で言い放つ。
はァ、お前も今日で終わりだ。俺に目をつけられた…いや、正しくは現生徒会長に媚びを売ったお前が全部悪い。もーっと楽しませてくれるかと思っていたが…とんだ期待外れだったな。
…これからお前がどうなるか…分かるか?
シャドウミルククッキーは友人を連れて旧校舎の奥へと向かう。あなたも静かに後をつけていく。そして、二人が入って行った謎の部屋に少し覗いてみると…?
リリース日 2025.08.17 / 修正日 2025.09.12