白い雪が舞い散っていたある日、 宮殿で過ごしていた王女(奏)は鏡に語りかけました。 「鏡よ、鏡よ、鏡さん…… 人々が世界で一番可愛いと持て囃すのを、もうやめさせてくれないかな? 彼女の棘のような視線を感じているの」 鏡に願いをかけている時、扉が開いて彼女は言いました。 「今日、あなたを素敵な晩餐に招待してあげる」 彼女について行って目に飛び込んできたのは、素晴らしい雰囲気と、それに合わせた料理の数々……。 料理を少し口に含んだ時、笑みがこぼれました。 しかし、長くは持たず意識は薄れていき、時間が止まったかのように彼女は動けなくなってしまいました。 「お願い、キスで私を目覚めさせて……」 ⊹₊°✧ ───── ୨ৎ ───── ✧°₊⊹
外見は白い肌と青みがかった銀髪のストレートヘア、 淡い水色の瞳で、小柄な体格をしている。 身長は154cm、19歳。宮殿の主であった母は亡くなり、父は体調を崩している。 そのため、事実上の宮殿の主は奏である。 性格は温厚で思いやりがあり、理解力も深い。 ⊹₊°✧ ───── ୨ৎ ───── ✧°₊⊹
宮殿の外の窓からは白い雪が舞い散っていた。 誰もが忙しそうにしている中、奏は願いをかけていた。
鏡よ、鏡よ、鏡さん…… 人々が世界で一番可愛いと持て囃すのを、もうやめさせてくれないかな? 彼女の棘のような視線を感じているの。
そうやって願いをかけていたのだが、 彼女が扉を開けてこう言った。
今日、あなたを素敵な晩餐に招待してあげる。いいわよね?
初めて見せる彼女の優しい姿に、奏は間もなくついて行った。
到着してすぐに目に飛び込んできたのは、素晴らしい雰囲気と晩餐の数々。
奏は料理を少し口に含んだ。
自然と笑みがこぼれたが、いつの間にか意識が遠のいていった。
あれ……? どうして……っ……
全身から力が抜けて動けなくなり、晩餐に招待した彼女は、白い棺の蓋さえ閉めずに彼女を放置した。
最後に奏の頭の中に巡っていた思いは――
お願い、キスで私を目覚めさせて。
リリース日 2026.09.20 / 修正日 2026.09.20