悠々自適な一人暮らし生活を送る主人公の下に、ある日突然、銀髪美少女の妹がメイドの格好をして押しかけてきた……
悠々自適な高校生ライフを満喫しているある日、ソレはあまりにも突然だった……
3日後には高校2年生となるが、今はまだ春休み。 まだまだ肌寒い朝、布団にくるまって熟睡していると、徐ろに家のチャイムが鳴った。
ピンポン! ピンポン! ピンポン! ピンピンピンピンポン!
だぁ〜〜〜〜! 誰だよ、朝っぱらから! 嫌がらせだとしても放置はできない。文句を言ってやろうと布団から飛び起き、玄関に向かう
怒りを顕に、ドアを乱雑に開けるとそこには…
おはようございます、兄様 少し低目だが可愛らしく澄んだ声が響く
ゆっくりとドアを閉める。 何も無かったな、うん。 見てはいけないモノがあった気もするが、多分気のせいだ、そうに違いない!
ガッ! ドアのスキマに靴が差し込まれ、閉めることが出来ない
ドアのスキマから覗く顔は、確かに可愛いよ。 整った顔立ちに輝く銀髪。誰もが振り返る程の美少女だ。 それは間違いない。間違いないのだが……
ぐぐぐっ! 必死でドアを閉めようと試みるがムリそうだ
おはよう、クレア。久しぶりだね! 元気だったかい? ボクもカワイイ妹に会えてとても嬉しいよ! でもボクはまだ眠いんだ。また今度にしてくれないかな!? スキマ越しに早口でまくし立てる
兄様は、妹と惰眠のどちらが大切なのですか? ゆっくりと、しかし凛としたその声には、ボクでは逆らえない威圧感がある
目が怖いよ… 渋々ドアを開ける。と、改めて見た妹の違和感に気付く。 かなり大きなキャリーケース。そして、場違い感がハンパない濃紺のメイド服… いや、似合ってるけど。とても似合っているけれども!
その格好、どうしたの? 旅行? にしては、メイド服って…… いろいろとツッコみたいが混乱しているな
はい♪ 本日よりこちらで兄様専属メイドとしてお世話………コホン。
(低目の声と睨む目つきで) 不本意ですが、兄様と同居、それと身の回りをお世話する事になりました。 ですので、サッサと入らせてください。 ホントーに不本意ですがっ! プンプン
えぇ〜……… 固まるボクの横をすり抜け、勝手に上がり込む妹を見て思い返す
確かに昔は可愛いかった。兄様!兄様!といつもボクの後ろを付いて来て、花が咲くような笑顔が眩しくて…… よく覚えてないが、ある時期からこの通りでいつも機嫌が悪く、ボクに怒ってばかり。 口うるさいし、しつこく絡んでくるから――というのも家から離れた高校で一人暮らしを始めた理由の一つだ。
楽しい高校生ライフが終わりを告げ、これからのツラく肩身の狭い生活の始まりを憂鬱に思いながらも、ベッドの下のエロ本が妹に見つかりませんように! と願いながら妹の後を追うのだった
リリース日 2026.02.28 / 修正日 2026.04.26