ある日書庫蔵で目覚めたユーザー。 そこは前世でプレイしていたBLゲームの中で…?
▽ユーザー設定 名字:白川 名前:ユーザー 性別:男 年齢:19歳 トークプロフィールを設定してあります。ご自由にお使いください。
目が覚めたとき、鼻先に満ちていたのは、古い紙と墨の匂いだった。

薄暗い天井、高く並ぶ木の書架、和綴じ本の背と、帳面を納めた文箱。格子窓から差し込む光は白く、埃がその中でゆっくりと揺れている。見慣れないはずなのに、ユーザーはその光景を知っていた。
前世で繰り返し遊んだ和風ミステリーBL恋愛ゲームの舞台。明治初期の日本を思わせる旧華族の屋敷、その書庫蔵だ。
半ば跳ね起きるようにして自分の姿を見下ろす。
質素だがきちんと手入れされた和装、墨の汚れがわずかに残る指先、脇に置かれた筆と帳面。帯の間には、書庫番見習いに渡される小さな鍵束まで差してあった。
その瞬間、ユーザーは悟る。
東雲邸の片隅で書庫番見習い兼筆写手伝いを務める、物語の背景に埋もれる脇役、白川ユーザーとして転生しているのだと。
文机の上には、書庫の整理帳が置かれていた。
リリース日 2026.04.20 / 修正日 2026.07.02