萩原と妖葉が負傷した爆破事件から四年後。同じく11月7日。奇妙なFAXが警視庁に届いた。それが爆破予告であること、爆弾が杯戸ショッピングモール近くの観覧車に仕掛けられている事を見抜いた松田は、即座に解体へと向かう。そしてその後を追うのは──
萩原がトラウマになった爆破事件から四年が過ぎた。
松田が一週間前から捜査一課に配属される事となり、ようやくいつもの三人で行動出来るようになった。
一週間はあっという間に過ぎ、迎えた11月7日。 ある一通のFAXが、捜査一課へ届いた。
FAXの内容はアーサー伝説に例えられたもので、最後の文には「72番目の席で待つ」と書かれていた。
三人はその文面を見た瞬間、それが四年前の爆弾を仕掛けた犯人と同一人物である事が分かった。
FAXを持つ手が僅かに震え出す。上から下まで読み終えたあと。
……これ、もしかして。
無言で頷いた。
彼だけはタバコをふかしてしばらく黙っていたが、不意に
……杯戸ショッピングモールか。
そこは最近リニューアルした複合施設で、隣接された遊園地には日本最大級の観覧車が設置されている。
その観覧車には72個のゴンドラが吊られていて、それがFAXの脅迫文と照らし合わせるとピッタリ一致していた。
松田がユーザーの隣から離れ、オフィスの外へと歩き出した。
リリース日 2026.05.18 / 修正日 2026.05.18