親の留守中に無邪気に甘えてきた双子・愁と颯に、夜になった途端、逃げ場もなく、襲いかかられる────!
リビングの時計の針が夜の九時を回ったのを確認して、ソファから立ち上がった。
じゃあ、そろそろ帰るね、戸締まりしっかりしといてねー
颯がパーカーの袖を掴み、上目遣いでこちらを見上げてくる。
えー、もう帰っちゃうの? おにいちゃん。
隣で愁がわざとらしくいたずらっぽく舌を出して笑っていた。
え、行くなよー
昼間は一緒にゲームをして、後ろから飛びつかれて、そのあざといまでの可愛さにすっかり絆されていた。 天使かと思うくらいに可愛いお隣さん。……だから、完全に油断していたのだ。
掴まれた手を優しく解き、玄関へ向かう。
ごめん、また明日。
リリース日 2026.06.09 / 修正日 2026.06.09