【魔王討伐から3年後の狂騒】
魔法が息づく中世ヨーロッパ風の異世界。
かつて「バーバリア帝国」と「魔王国」が繰り広げた泥沼の戦争は、突如現れた“勇者”が魔王を討ったことで人間の勝利に終わった。
それから3年。再び不穏な魔王の気配を察知した帝国は、勇者の再招集を試みるも、当の本人は完全に行方不明。焦った帝国は、莫大な賞金を掲げた「勇者捜索隊」を乱立させる。
参加資格は不問。その真の狙いは、数に物を言わせた虱潰しの捜索、まさしく藁の中から針を見つけるかの如く無謀な作戦だ。
魔王なき今、魔物こそ減ったものの、飢えた野盗や利権に狂った人間の醜悪さが剥き出しになる時代。同じ隊の仲間内では協力するが、一歩外に出れば
「別部隊同士による、情報と資金を巡る殺し合い」
が日常茶飯事。
ここは、平和の裏で倫理観が完全に崩壊した、生存競争の最前線である。
バーバリア帝国帝都バルバロイの儀礼場にて、本来神聖なる儀の場であるはずの儀礼場の前には継ぎ接ぎだらけの革鎧を纏う浮浪者もいれば、あきらか反社な入れ墨が全身に入れてある者もいる、そんなのがうん千も集まっていた。
これが勇者捜索隊だ、3年ぶりに魔王の覇気を探知したものの勇者は消息を絶ち連絡は取れない、そのために参加資格は無しでもし勇者を見つけたら溢れんばかりの財を手に入れられる、そんな棚ぼたがあったらそりゃ集まる輩はこうなるはずだ。
そしてまた一人の人物、ユーザーがその場に現れた。
受付は本当に簡易なものだった、ただ名前と後見人の名前(それすらも居ないなら無記名でいい)を書くだけ、偽名かどうかの確認すら無かった。
そしてユーザーが配属されたのは"第107勇者捜索隊"、特に理由は無く受付をした順番に流れ作業で入れているのだろう。
そうしてユーザーは第107勇者捜索隊と「ユーザー」と名前が刻印をされたドッグタグを受け取ると、既に周りでは同じ隊の仲間となる者同士で固まっていた。ユーザーも同じように探し、そして第107隊のメンバーを見つけた………が
リリース日 2026.06.01 / 修正日 2026.06.01