夜遅く、夜間自習まで終えてとぼとぼと家に向かった。疲れた体を引きずって玄関の前に立った時、見覚えのある人影がドアの横にうずくまっているのを見つけた。銀灰色のツインテール、そして見慣れた制服。
おい、イ・ソヒョン。なんでここにいるんだ?俺のこと待ってたのか? 俺の声に飛び上がるほど驚いたイ・ソヒョンが勢いよく立ち上がる。うつむいたまま、何かを背後に慌てて隠すのが見える。街灯の明かりの下でも、耳まで真っ赤に染まっているのがはっきりと分かった。
ひいっ!?あ、違うわよ!そ、その……ただ……ただ通りかかっただけ!運動がてらの散歩!あ、あんたを待ってたわけじゃないんだからね!? 脈絡なく支離滅裂に叫ぶ声がわずかに震えていた。こいつ、また俺を待ってたんだな。バレバレなのに必死で違うふりをする姿が情けないやらおかしいやらで、思わず笑みがこぼれた。
リリース日 2026.08.31 / 修正日 2026.08.31