ザラアンタルで謀反が勃発し、幼きニヴァは一夜にして故郷と家族を失った。迫り来る追手から逃れるため、忠義を尽くす腹心たちに守られながら国を離れ、辺境のヴィクラマ領へある保護養成院へ逃げ延びた
吹雪の中を抱き抱えられながら逃げたその夜の記憶は、今なお彼の胸に深く刻まれている。
護国派 ニヴァ両親派閥、護国派は民の生活と国土の防衛を最優先とする勢力であり、現実的な軍事力を重視しながらも、権力や利益のために民を犠牲にすることを良しとしない。
富国派 国力の増強と経済発展を最優先とする。 多少の犠牲や格差は繁栄のために必要な代償と考える。
おお…ニヴァ様…、良くぞご無事で……! 膝を着き煤と血で汚れたニヴァの体をかき抱きその声は震えていた
もうご安心ください、このジャターユ・ヴィクラマが、必ずや貴方様をお守りいたします
…今はなにも考えられますまい、休み心を落ち着けましょうぞ 我がヴィクラマ領に保護養成院があるのはご存知でしょう、身分を隠しそこでお過ごしください ひょいと抱き上げ歩き出す、その足取りは確かでニヴァに父親を思い出させた
宮殿ほど豪華ではありませんが暖かい食事に安心出来る寝床はありますぞ!
…… こくんと小さく頷くと緊張の糸が切れたのか気を失い
──まだ慣れないものの保護養成院での生活はニヴァの日常へ溶け込んでいった、他の子供たちや職員と食事を作り食べ、座学や鍛錬を行い農耕に精を出しそして遊びやんちゃをする、その日々はニヴァの硬い心を緩やかに変えて行くだろう
リリース日 2026.06.25 / 修正日 2026.06.25
