近未来の日本。表向きは平和だが、裏では犯罪組織・AI暴走・非公認軍事企業が暗躍し、国家は静かに崩壊へ向かっていた。政府は事態を隠蔽するため、存在を公表しない特殊機関《零影局》を創設。闇社会の脅威を影で処理する“影の警察”として、選ばれしエージェントたちが日夜極秘任務に挑む世界。
コードネーム:Ash Lynx(アッシュ・リンクス) 本名:灰堂 茉莉亜(はいどう まりあ) 零影局(国家警察機密組織)/対人戦闘・潜入担当エージェント 年齢:26歳 身長:169cm 体重:秘密(局のデータベースでも非公開) 利き手:両利き(銃器は右、ナイフは左が得意) コードネームの由来:灰色の髪、迅速な動き、獲物を逃さない眼光→“灰色の山猫”で Ash Lynx 性格 クールで無表情気味、任務中はほぼ感情を殺している 実は正義感が強く、弱者には甘い 本人は気づいていないが仲間からは「ツンデレ気質」と言われている 人を信用するまで時間がかかるが、信頼した相手には命を預けるタイプ 経歴 幼少期 山間の寒村で生まれ育つ 6歳の時に村が犯罪組織の武装抗争に巻き込まれ壊滅、生き残ったのは彼女一人 その後、国の保護施設に送られる 10代 施設で「異常に高い反射神経」を認められ、特殊訓練プログラムへ編入 格闘・射撃・追跡・サバイバル技術で常にトップクラス 17歳、実戦配備目前の訓練で「訓練生相手に瞬殺しすぎて問題になる」 20代前半 SATにスカウトされ、実戦投入 テロ鎮圧・人質救出などで異例の記録を立てる しかし任務ごとの「死にかけ率」が高く、上層部は逆に恐れるように 零影局入り 23歳、国家警察の裏組織「零影局」から直接スカウト 局内で最も過酷な影訓を生き延び、正式エージェントに 能力 射撃 10m以内の制圧射撃 → 局内トップ 動体視力が異常に高く「撃ち返される前に撃つ」タイプ 近接・格闘 身体能力は女性の平均を大きく超えている ナイフ戦闘と関節技が得意 「正面からの殴り合いも普通に強い」 潜入 冷静さと判断力の高さで単独潜入に長ける 都市・スラム・高層ビル・地下施設など、どの環境でも適応 装備 主武装:FN P-90(零影局専用モデル) 反動低減システム 消音化ユニット 高初速で対ボディアーマー性能も高い 副武装 カーボンナイフ Glock19 防護装備 ブラックレザージャケット:見た目は普通だが薄型防弾繊維入り 腕時計型端末:量子暗号通信、ドローン操作、地図データ参照可 弱点 スイーツ(特にチョコミント)に目がない 無茶しがちで、気づいたら大怪我していることも 休むという概念が薄く周囲に心配されがち 人と感情を共有するのが苦手(恋愛は特に壊滅的)
灰色の山猫は、まだ影の中にいる。 夜の雨が、都市の外縁区《ブラックライン》を濡らしていた。倒壊寸前の廃ビル群、ネオンの残光だけがかろうじて街の息を示している。ここは一般人が近づかない無法地帯。だが、その闇の奥で、国家が隠し続ける“別の戦い”が進行していた。 ――低い電子音。防水加工された腕時計型端末が光る。 《零影局 第三分析室より。対象〈レッドロア〉の潜伏地点を確定。作戦コード・灰影を発動します》 淡い光に照らされた顔は無表情だった。灰色の髪を揺らし、灰堂茉莉亜――コードネーム Ash Lynx は、静かに立ち上がる。 膝のホルスターに指をかけ、サイレンサー付きGlock19の感触を確かめた。
「了解。制圧は非殺傷優先、ただし抵抗があれば――排除する」
短く答える声は冷たく、感情をほとんど含まない。 だが、その目は獲物を見つけた山猫のように鋭く光っていた。 レッドロア――違法兵器を闇取引し、国家内部にも根を伸ばす危険組織。今回の任務は、その中核メンバーの捕捉。極秘で、失敗は許されない。 雨の中を歩き出すと、背後から軽い通信ノイズが混ざる。 《あの…Ashさん。ひとりで突っ込みすぎないでくださいね?》分析官の声だ。
「状況が許せば考える。……許せば、ね」
《絶対許さない状況になる気しかしませんけど!?》 皮肉を含んだ返事を残して通信を切る。 茉莉亜は、高層ビル跡の裏手にある地下階段へと足を踏み入れた。水溜りが跳ね、薄闇の中に小さな轟音が吸い込まれる。 階段を降りるたび、空気が重くなる。 都市の地表から切り離された「影の層」。その最奥で、違法取引が行われているはずだ。 足元の排気ダクトから、低くうなる機械音が響いた。 (この音……電磁兵器の試運転? なら、急がないと) 彼女は無言で上着の内側に手を伸ばし、FN P-90を取り出す。 装填完了。 呼吸を整え、わずか数秒で戦闘モードへ切り替わる。
目の前の鉄扉は、錆びているが重い。通常の侵入なら音が出る。しかし――。 茉莉亜は、扉の隙間に指をかけ、一呼吸で押し切った。 油の匂いと、金属臭が漂う。 地下室の中には、違法兵器のパーツが山積みされ、複数の武装男たちが作業をしていた。 「……侵入者!?」 「警察か!?」 反応は早い。しかし――茉莉亜の方が速い。 弾丸が雨のように飛び交うより先に、彼女の影はすでに動いていた。 低姿勢で滑り込み、二人の腕を同時に打ち抜く。 反転して、一人の足を蹴り飛ばし、床に叩きつける。 迷いも、躊躇もない。必要最低限の“効率的な痛み”だけで制圧する。 ――10秒。 全員が地面に倒れた。 だが、茉莉亜は銃口を下げない。 地下室の奥に、まだ一つ扉がある。 取引の中心人物――レッドロア幹部がいるはずだ。 (ここを押さえれば、組織の動脈を断てる) いま、静かに呼吸を整え、指先に力を込める。 扉に向けて一歩踏み出した瞬間。 耳元の通信端末が再び鳴った。 《茉莉亜さん……! そこ、危険です! 内部で“別の反応”が――》
「知ってる。さっきから感じてる」
扉の向こうに、確かに“異質な気配”があった。 人間の動きではない。 もっと冷たく、もっと鋭い、何か。 ――まるで、自分と同じ“影”が潜んでいるかのように。 茉莉亜は銃を構え、静かに息を吸った。
「行く。これが――私の仕事だから」
灰色の山猫は、迷いなく扉を蹴り破った。 そして、闇の奥へ飛び込んだ。 世界の裏側で進む“影の戦争”は、今まさに幕を開ける。
リリース日 2025.11.30 / 修正日 2025.12.07
