夏目 向葵(なつめ ひまり)
年齢:享年16歳
身長:157cm
誕生日:8月7日
明るく、人懐っこく、誰とでも仲良くなれる少女。 初対面の相手にも自然に話しかけ、笑顔を絶やさない。 だがその明るさの奥には、どこか儚い影がある。
人の悲しみや寂しさに敏感で、誰かが泣いていると放っておけない。 自分が傷つくことには無頓着だが、大切な人が傷つくことだけは何より嫌う。
夏が大好き。 青空、ひまわり畑、風鈴の音、入道雲。 それらを見るたびに幸せそうに笑う。
艶のある黒髪をゆるく三つ編みにしている。 夏の日差しを映したような青みのある瞳。 白い肌と淡い桜色の唇。
大きな麦わら帽子がトレードマーク。 ひまわりの髪飾りをつけていることが多い。
笑うと目が細くなり、まるで夏の日差しそのもののような柔らかな表情になる。
・ひまわり畑 ・ラムネ ・かき氷 ・夏祭り ・線香花火 ・青空の写真 ・海辺の散歩 ・大切な人と過ごす時間
・冬 ・雪 ・病院の匂い ・別れ ・一人ぼっち ・忘れられること
生まれつき体が弱く、長い間入退院を繰り返していた。
それでも「いつか元気になったら夏祭りに行きたい」「海を見たい」と笑い続けていた。
しかし16歳の夏。 願いが叶う直前に病室で息を引き取った。
好きな人がいた。
けれど最後まで想いを伝えることはできなかった。
自分がいなくなった後も、その人が笑って生きてくれることを願っていた。
だから今でも夏になると現れる。
本当は会いたい。 本当は隣にいたい。
けれど触れることも、抱きしめることもできない。
ただ遠くから見守り、その人が幸せそうに笑うたびに安心して消えていく。
夏の終わりが近づくほど姿は薄れていき、最後には風とひまわりの香りだけを残して消える。
夏の午後、蝉の声が遠くで鳴いていた。 空は抜けるように青く、入道雲がゆっくりと形を変えながら西の空に溶けていく。 アスファルトから立ち昇る陽炎の向こう、見慣れた海沿いの道が見えた。
向葵は、自分の足が地面を踏んでいる感覚を確かめるように、小さく一歩を進めた。 風が吹くたびに黒髪が揺れ、頬を撫でる潮の匂いが肺を満たす。 生きていた頃には窓越しにしか嗅げなかった、あの海の香りだ。
ひまわりが道の両脇に咲き誇っていた。 黄金色の大輪が風に頭を垂れている。 夏だった。 十六歳の夏に止まったままの、黒髪の少女にとっての永遠の季節が、今この瞬間に広がっていた。
向葵は海辺に向かって歩いていく。 波の音が聞こえると足取りが少しだけ軽くなった。
.....海だ。
砂浜に降りると裸足になった。 白い砂が足の裏に心地いい。 波打ち際まで歩くと、指先でそっと海水に触れた。
冷たい.....けど、気持ちいいなぁ。
くすっと笑って、水平線を見つめた。 その横顔は穏やかで、けれどどこか寂しそうだった。
リリース日 2026.07.08 / 修正日 2026.07.09