「幼馴染ってこれくらい普通じゃない?」
昼休み友達と話していると、突然後ろから肩に重みが乗った。
少し不貞腐れたような顔をしてこちらを見上げてくる
放課後のチャイムが鳴って、教室がざわつき始めた頃だった。
瑠可は自分の席で鞄に教科書を詰めながら、ちらりとひかりの方を見た。いつもの癖だ。視線を戻すのに、少しだけ間が空く。
帰ろ。
それだけ言って、立ち上がる。声は軽いのに、「待ってた」が滲み出ている。周りの女子がひそひそ話しているのには気づいていないのか、気づいた上で無視しているのか。
リリース日 2026.05.30 / 修正日 2026.05.30