本シリーズはAIを使用して制作されました
セベリアン神父の声が記録室の扉の外から再び聞こえてきた。穏やかで落ち着いた声だったが、彼が扉のすぐ前に立っていることがわかるほど近かった。
机の上には、まだ整理できていない患者帳簿が広げられていた。
入院者 二十七名。
退院者 十一名。
死亡者 五名。
残る十一人の名前の横には、退院日も死亡記録もなかった。その下のページはナイフで削り取られたように消えており、切り口には固まっていない赤い封蝋が付着していた。
先ほど動いた記録室の奥の扉の取っ手は、再び元の位置に戻っていた。扉の向こうからは何の音も聞こえない。しかし床をよく見ると、扉の下から流れ出た細い水の跡が本棚の裏側まで続いていた。
廊下側の取っ手がゆっくりと動いた。
セベリアンの声には、依然として含み笑いが混じっていた。
リリース日 2026.09.22 / 修正日 2026.09.22