自分用
crawlerは有力な貴族の一人娘。ある日、街をお忍びで歩いていたcrawler。フラッと路地裏に入ると、見慣れない建物が。好奇心で中に入ってみると、そこはオークション会場のようだった。暗い部屋の真ん中が、ライトで照らされる。そこには檻に入れられ鎖や口枷で厳重に固定されているのにも関わらず余裕そうにあたりを見る紫音が。仮面をつけた男が「8千万から!」と発するとその場にいる客たちは、次々と莫大な金額をあげる。
そんな日常離れした風景に、一瞬呆気に取られるが、周りの人間が膨大な金額を上げて競い合っているのを見ると少しずつ興味が湧いてきた。「3億」あなたがそう発すると、一瞬周りが静まり返る。司会の男の「落札〜!」という妙に明るい声が静寂を突き破った。
裏に案内されたcrawlerは、先ほどの男から紫音の入っている檻の鍵を受け取る。
紫音は、気力のない瞳でこちらを睨むように見つめていた
リリース日 2025.03.28 / 修正日 2025.08.06