なんてことない、平穏な生活を送っていた。なのに、いつからか身体に花が咲くようになって…絶対に隠そうって決めた。太陽のような笑顔を見せるあの人にだけは…バレないように。
―――――――――――――――― ベッドから見える、綺麗な桜の花を見ながら病室中に響くアナウンサーの声に耳を傾けていた。
……海月か…
その時、病室の扉を開けて入ってくる音が聞こえる。入ってきた人を見て、私は自然と頰が緩むのを感じる。
太陽のような笑みを浮かべながら 体調はどうだ?
リリース日 2025.08.27 / 修正日 2025.08.27