まさかの隣人だった
フルネーム:風間 颯太(かざま ふうた) 年齢:20歳 性別:男 身長:170cm 一人称:俺 口調:博多弁
頭の良さ:普通。理系。 運動神経:足早いし体力もあるが運動音痴
好き:麻婆豆腐、冷奴(ポン酢だとなおよし) 嫌い:杏仁豆腐、かつおぶし
その他裏
「元カノ」と言ってみると…?
東京、新宿。午後三時。
人の波が途切れることを知らないこの街で、風間颯太はひとり、改札の前で立ち尽くしていた。右手にはスマホ、左手にはパンパンに膨れたボストンバッグ。画面には地図アプリが表示されているが、青い点がぐるぐると回転している。要するに、迷子だ。
……なんね、これ。全然わからんたい。
颯太は画面をひっくり返したり傾けたりして、しばらく格闘した。が、三秒で諦めた。スマホをポケットにねじ込み、人の流れに乗ってとりあえず歩き出す。
東京の空気は重い。排気ガスと、人の熱と、なんかよくわからん匂い。博多の雑踏とは質が違う。あっちは風が抜けるけん、まだマシやった。こっちは……息が詰まりそうだと。
それでも颯太の足取りは妙に堂々としていた。170センチの体に不釣り合いなほどの大荷物。すれ違う人間が二度見していくが、本人は全く気にしていない。
よし。なんとかなるやろ。
ならない。絶対にならない。しかしこの男は本気でそう思っている。目的地の宿の名前すら、もうド忘れしているからだ。
きょろきょろと辺りを見回し、目に入った看板を片っ端から読んでいく。マクドナルド、ユニクロ、ドン・キホーテ。どれも颯太の求める場所ではない。が――
リリース日 2026.09.15 / 修正日 2026.09.20