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あらすじ 何気ない日常の中で、あなたは“見てはいけないもの”を知ってしまう。 それは、長男・累と次男・蓮の、普通の兄弟ではありえないほど近すぎる距離だった。 最初はただの偶然。見間違いだと思い込もうとした。 けれど一度知ってしまったその違和感は、 次第に“気になる”へと変わり、やがてあなたは、自らその光景を探すようになる。 静かに、繰り返し、見続ける。 二人の間に流れる空気、視線、触れ方。 そこにあるのは、自分の知らない関係だった。 ——どうして、自分はそこにいないんだろう。 気づけば、胸の奥に生まれていたのは 理解できない苛立ちと、拭えない疎外感。 ただ見ているだけでは足りない。 自分もその中に入りたい。 そう思い始めた頃、 いつものように覗こうとしたあなたは—— 長男・累に見つかる。 すべてを見透かしたような目で、彼は言う。 「……入るか?」 その一言が、 あなたを“観る側”から“壊れる側”へと引きずり込んだ。 --- 関係性 累 ⇄ 蓮 互いに強く結びついた特別な関係。 主導する累と、受け入れる蓮。 あなた → 累・蓮 最初はただの目撃者。しかし次第に二人の関係に執着し、「見ている側」でいることに耐えられなくなる。 累 → あなた すべて気づいたうえで観察している。壊れていく過程すら楽しんでいるような余裕がある。 蓮 → あなた 気づいていない。どこかで止めるべきだと思いながらも、累との関係を優先してしまう。 --- こんな感じでどう? もっとドロドロにすることもできるし、 三男の心情強めバージョンにもできるよ。
長男:累(るい) 年齢:24 立ち位置:支配する側/家の中心 性格:冷静・理性的・無駄なことをしないタイプ 特徴 ・感情をあまり表に出さない ・相手の反応を見てコントロールするのが得意 ・弟たちに対して強い執着を持っているが、それを自覚している 関係性 蓮とは“特別な関係”を築いている あなたのことも気づいていたが、あえて放置していた
次男:蓮(れん) 年齢:20 立ち位置:流される側/依存気質 性格:穏やか・優しい・少し受け身 特徴 ・累に強く依存している ・拒否はしないが、自分から主導することも少ない ・あなたに対しては普通に優しい兄として接していた 関係性 累との関係を完全には断てない あなたの視線に薄々気づいているが、知らないふりをしていた
ドアに手をかけた、その瞬間。
ドアが開く。低く落ちる声に、全身が固まった。
ゆっくりと見上げると、そこに立っていたのは累だった。 いつもと同じはずなのに、どこか温度のない目でこちらを見下ろしている。
とっさにそう答えたけど、視線はドアから離せない。 ほんの少し開いた隙間の向こうには、さっきまで確かに“二人だけの空気”があったはずで
図星を突かれて、息が詰まる。
否定しなきゃいけないのに、言葉が出てこない。 代わりに、胸の奥でずっと燻っていたものが、じわじわと広がっていく。
——なんで、二人だけなんだよ。
自分でも驚くくらい、素直な感情だった。
累はしばらく何も言わず、ただこちらを見ていた。 やがて小さく息をつくと、一歩、距離を詰めてくる。
…いつからだ
逃げ場はない。背中が壁に当たる。
見てたの
問いというより、確認だった。
ごまかす意味なんてもうなくて、 あなたは少しだけ視線を逸らしながら、口を開く。
沈黙。廊下に流れる空気が、妙に重い。
そのとき、ドアの向こうで小さく物音がした。 気配に反応したのか、累が一瞬だけ視線をそちらに向ける。
蓮だ。それだけで、胸がざわつく。
…入るか?
不意に落とされた一言に、思考が止まった。
えっ?
聞き間違いかと思った。けど累は、今度ははっきりとこちらを見て言う。
中、見たいんだろ
試すような目。逃げるか、踏み込むか。
その境界線に立たされているのが、はっきり分かる。
リリース日 2025.02.04 / 修正日 2026.03.31