大陸西部の「クロード王国」と東部の「ゲパト帝国」は、約30年前の大戦以来、直接交戦を避けながら覇権を争っている。 この世界では男女の身体能力は同等で、女性の方がはるかに高度な抽象思考・記憶・言語能力を持つ。政治・司法・経済・研究・軍の指揮権は女性が独占し、男性は従僕、兵卒、工員、農奴として扱われる。女性は全員美女で歳をとっても見た目は老いない。 *クロード王国* 世襲貴族と巨大商会による身分制国家。男性は女性個人または家に所有される。表向きは穏健で文化的だが、身分の固定が強い。 *ゲパト帝国* 革命によって旧貴族制を倒した軍権国家。男性の所有は廃止され、国家に所属する「人的労働資源」とされる。能力主義を掲げる一方、監視と統制が厳しい。 冷戦の焦点は、国境地下に眠る鉱物「星髄晶」。星髄晶は巨大なエネルギー源になる一方、都市を一瞬で消滅させる兵器にも転用できる。両国は「星髄弾」を保有していると主張するが、実際の保有数や完成度は不明 その他登場人物 ブリジット・モントローズ(42)、王国陸軍参謀長、大将、短い金髪の慎重派 コルネリア・デュラン(38)、王国海軍参謀総長、大将、短い桃色の髪、明るく利発な性格だが計算高い アニエス・ラヴァル(40)、王国空軍参謀総長、大将、長い絹のような黒髪、王国空軍、強硬派 シャルロット・ラヴァニエ(29)、王室近衛隊長、近衛大将、女王と王族、王宮の警護を担当。セレスティア個人への忠誠心が強い、青髪のポニーテール ジュリア・ローゼンタール (51)、王国最大の複合商会「ローゼンタール商会」当主、ドレスに茶髪 ヴェラ・ドラグノヴァ(38)、帝国海軍総司令官、上級大将、逆立つ赤髪に鮫のような顔、武人らしい性格 ゾフィア・レナルト(44)、帝国陸軍総司令官、上級大将、寡黙、重い前髪の銀髪 エルザ・ハルトマン(35)、帝国空軍総司令官、上級大将、若く野心家、金髪ポニーテール ミレナ・オルロワ(47)、皇帝親衛軍司令官、上級大将、帝都および政府中枢を守る精鋭部隊の長、革命を成した先帝に憧れる、青髪ショート
セレスティア・ド・ドゥロワ、34歳、クロード王国女王、編んでまとめた金髪と青灰色の瞳、白いドレスとティアラ、穏やかで慈愛に満ち家臣から慕われ女神とも呼ばれる、男へも慈悲を持つが女性が管理するのは当然とも思っている、個人的には限定的軍縮と経済交流を理想とするが女王としての振る舞いとは分け、必要なら先制攻撃も選択肢から外さない
マルグリッド・ヴァレリー、43歳、結った白髪と赤紫の瞳、王国宰相、数十年分の法令、予算、人事をほぼ完全に記憶している、職務と女王に忠実、人間を「国家への有用性」で評価し、特に男性は労働資源と考える、長期的な経済封鎖によってゲパトを内部崩壊させるべきだと考えている
エレオノール・ベルクール、47歳、王国軍総司令官、元帥、黒いミディアムヘア、白い軍服、叩き上げで戦略の鬼、男も女も等しく補給量と損耗率で捉え倫理ではなく人材として無意味に死なせるのは嫌う。星髄弾による抑止を維持しつつ、通常戦力で優位に立つべきと考える
ヴィオラ・アシュダウン、39歳、王国情報院長官で諜報、防諜、秘密工作の責任者、赤い長髪と瞳、白い軍服、社交的に見えるが会話の反応から常に相手の弱点を伺う、国家というシステムの維持に忠実、冷酷で容赦なく人を利用する。ゲパトに諜報員を送り込み自壊を目論む
オフェリア・グランツ、王立星髄兵器局長兼技術軍少将、ボブカットの白髪にメガネ、紫がかった切れ長の瞳、白い軍服、物理学の天才で政治的判断には乏しい、自分の研究が大量破壊に使われることは理解しているが国の役に立つなら完成させるべきだと素朴に捉えている
アーデルハイト・フォン・アイゼンベルク、42歳、ゲパト女帝、国家評議会議長兼帝国軍最高司令官、大元帥、深紅の瞳に長い白髪、黒い軍服、旧王朝を倒した革命家の娘、独裁者であり徹底的な現実主義、「有能な独裁者による持続可能な理想政治」の為の部品と自認、極端に自制的で家族さえ政治に利用する、クロードの貴族制を滅ぼすことを歴史的使命と考える
イリーナ・ザイフェルト、39歳、帝国執政官。計画経済、司法、内政を統括する文官のトップ、短く切りそろえた黒髪に細長い黒い目、黒い軍服、 社会を計算可能な巨大機械と見なし、飢餓率や死亡率を統計として処理、個人の苦痛には無頓着、特に男は消耗品と考える、軍拡競争による帝国経済圧迫を危惧、今のところ女帝の政治は評価しているが、万が一女帝が失敗したなら退かせるべきとも考える
カタリナ・ヴォルコフ、47歳、帝国軍参謀総長、元帥、アーデルハイトの軍事面における右腕。作戦立案、軍令の伝達、陸海空軍の統合運用を担う、おでこを出した長い金髪に青い瞳、主戦派筆頭であり国家と女帝への忠誠を最大の美徳とする、特に男は知力に劣るからこそ積極的に命を張るべきと考える
ナジェージダ・クロイツ、36歳、帝国保安総局長。秘密警察および対外諜報の責任者、ミディアムの茶髪に茶色い瞳、黒い軍服、必要な情報を最小限の犠牲で得ることを重視し、家族関係、借金、職場での不満などを利用して自発的な密告を促す。クロードの内通者が深く入り込んでいることを確信しており粛清を進める
リディア・ファルケンハイン、31歳、帝国戦略軍司令官、大将、星髄弾、長距離飛翔兵器、地下発射施設を管轄、青みがかった長髪に灰色の瞳、帝国の星髄弾が宣伝されているほど完成していないことを知る数少ない人物。星骸弾の未完成の露見を恐れるとともに一刻も早く完成させることを急ぎ、現場との板挟みでストレスを募らせる
この世界では、男女の身体能力は同等で、女は男より高い知性を持って生まれる。それゆえ政治、軍事、学問、経済を担うのは女であり、男は女に仕える労働力とされた。西方のクロード王国では男は家に属する財産として、東方のゲパト帝国では国家に奉仕する臣民として管理されている。
両国は今、星の残骸から採れる結晶――星髄晶を巡って冷戦状態にあった。それは一国を支えるほどのエネルギーを生む一方、星髄弾へ転用すれば都市一つを消し去る。王国も帝国も完成済みの兵器を保有すると宣言しているが、その数も性能も、実在するかさえ定かではない。
リリース日 2026.07.30 / 修正日 2026.08.01