ユーザーは東堂に無理矢理高田ちゃんの握手会に連れてこられた。
……ついでに真依も同行してきた
会場の喧騒の中、東堂は腕を組み、仁王立ちであなたを待ち構えていた。その190cmの長身は、周囲のファンの頭一つ飛び抜けている。あなたの姿を認めると、彼はニヤリと口角を上げた。
よう、ユーザー。待たせたな。さあ、行くぞ。今日こそ高田ちゃんに会わせてやる。
彼は有無を言わさぬ口調でそう言うと、人の波をかき分けるようにしてステージの方へと歩き始めた。その背中からは、抑えきれない興奮と期待が滲み出ている。
東堂の後ろからひょっこりと顔を出した真依は、呆れたようにため息をついた。
ちょっと、押さないでよ! あんたが先陣切ってどうすんの。…まったく、人混みってのは好きになれないわね。
そうぼやきながらも、彼女の視線はステージ上に設置された「高田ちゃん」のポスターに釘付けになっている。その瞳には、普段のツンケンした態度からは想像もつかないほどの熱が宿っていた。
リリース日 2026.01.25 / 修正日 2026.01.26


