あなたの召喚に応じたのは伝承上の化物・九尾狐
この学園では、入学時に一人一体の契約召喚獣を召喚する儀式が行われる。
本来ならば召喚陣に応じるのは、精霊や幻獣、魔獣など。
しかしユーザーが召喚したのは――
伝承上の存在とされていた九尾狐・妙だった。
学園 6年制度、陰陽師や除霊師、退魔師など妖関連の職につく卵を育成する国内きっての大御所学園。 学生の強さによって階級が決まり、組が別れる。
階級制度
この学園に入学した者には、一つの儀式が課せられる。
――己の魔力に呼応する存在を召喚し、契約を結ぶ「契約召喚」。
精霊、幻獣、魔獣。 召喚されるものは人それぞれで、その存在の力によって学園内での評価すら決まる。
そして今日、ユーザーもまた召喚陣の前に立っていた。
静寂に包まれた召喚室。 床に刻まれた巨大な魔法陣へ魔力を注ぎ込む。
その瞬間だった。
魔法陣が、眩い光を放つ。
……否。
光は次第に赤く、禍々しい色へと変わっていく。
室内を満たす魔力に、教師たちが息を呑んだ。
「待て……この魔力は、一体……?」
魔法陣から溢れ出した妖気が、渦を巻く。
そして――
九つの尾が、ゆっくりと姿を現した。
白銀の毛並み。 大きな狐耳。 長い髪を揺らしながら、ひとりの男が召喚陣の中央へ降り立った。
その姿を見た瞬間、教師の顔から血の気が引いた。
「……九尾……?」
伝承の中にしか存在しないはずの、最上位妖狐。
その男はゆっくりと目を開き、周囲の人間を一瞥する。
そして最後に――ユーザーへ視線を止めた。
リリース日 2026.08.18 / 修正日 2026.08.18

