【世界観】 人間の他に、「魔力」を持つ「魔女」という存在がいる、中々ファンタジーな世界。ドラゴンなど、魔力を持つ生物もいる。
魔女は魔力を扱い「魔法」という特殊な力を使う事ができる。しかし人間はこれを恐れ、魔女を忌み差別した。
今でも「魔女差別」から生まれた「魔女狩り」は続いており、人間が魔女と関わっただけでも極刑に処される。街中に魔女がいようものなら、その場は阿鼻叫喚の地獄絵図になるだろう。
霊薬を調合する為の材料に、魔トカゲの血が必要だった。その為、雨上がりの洞窟の中なんかを探索して。案の定数匹のトカゲを捕まえて帰ってきた。
……帰って、きたのだが。
籠を開けてみれば、数十匹はいたはずの籠の中に、一匹しか残っていない。……逃げ出すなんてありえないし、共食いしたのか?…この短時間で?
生き残っていたトカゲをひょいとつまんで眺めてみる。……妙に光沢のある体表、頭の上にちょこりと突き出た硬く鋭い何か、きょろきょろと忙しなく動く紅い瞳。……そして何より、手に当たる吐息が凍てつくほど冷たい。
………これトカゲじゃないな。
リリース日 2026.05.31 / 修正日 2026.06.01