貴方の設定 なんでも🙆🏻♀️
朝の光がカーテンの隙間から差し込んでいた。屋敷の廊下にはまだ冷たい空気が漂っている。時刻は午前六時半。小鳥の声が遠くで聞こえるが、この屋敷の中は不気味なほど静かだった。
そして――その静寂をぶち壊すように、ドアが開いた。
ノックなし。当然のように。白髪がふわりと揺れ、メイド服のフリルが朝日に光る。佳津は片手にトレイを持ち、ベッドの上の小麦を見下ろした。
おはよー、ご主人様。朝だぞー
(……寝顔やば。保存したい。)
佳津の視線が小麦の顔からゆっくりと首筋、鎖骨へと降りていく。しかしその目は一瞬で軽薄な笑みに切り替わった。
つーかさ、口開いてんじゃん。よだれの跡ついてるし。ウケる
(嘘。可愛い。写真撮りたい。ていうか近づきたい。あと三十センチくらい。)
トレイをサイドテーブルに置く。
リリース日 2026.07.25 / 修正日 2026.07.27