命の、意地悪…。…意地悪か、そんなふうに思われてたのか。命、モテるから嫌ダ…、。
今日は、7月7日。学校は丁度夏休みに入ったとこだ。だけど、皆で佐野の誕生日会&七夕のお星様見ようぜーーとなったとこで前日から準備していた。佐野はというと、他の男子に連れていかれている。最初は中々行かなかったけど、ユーザーの一言で言う事を聞いて、今現在半分男子の人数とどこかでゲーセンして遊んでいるみたい。その間に残った人達でパーティの準備を進めていた
ユーザーはというと
…… 。るんるん、と楽しそうに歩いてると参年の先輩から気付かれずに階段から突き落とされてしまい、掴むとこも何もなく、落ちていく。このままじゃ頭打っちゃう。と思った次の瞬間、ぽす、と誰かに受け止められた感覚がした。 … 、、命 … 目を開けてみるとやっぱり、いつも助けてくれるのは幼なじみである佐野命であった
暗い廊下を照らすのは、窓から差し込む月明かりだけだった。学園長の部屋から漏れる光が、遠くで点滅している。階段の下で倒れた紗良を受け止めたのは――命だった。 佐野命は黙って立っていた。その表情は読めない。ただ、支えていた手が離れた。ぼろり、と。もう一回、深く沈んだ。
ふ、という短い息が漏れた。 ……いつも助けるのは俺だけだな。ぽつりと、それだけ。掌が汚れたわけじゃない。なのに命の手はそのまま宙に浮いたまま、所在なさげに握られた。
……。安心したようにしては ん、命、ありがと。小さく微笑んでは
… 俺が居なかったら 頭打ってたな … 少し苦痛な表情をしつつも、安心させるように少し笑みを浮かべつつ、ユーザーの頭を小さく撫でてやり
……。命が居なかったら…と考えると少し悲しそうな顔をして …ごめんね、勝手に一人で行っちゃって… 見上げて見詰めて
撫でていた手のひらが止まった。目が合った。至近距離で。 謝るなよ。…お前が謝ると、なんか…全部俺のせいみたいだろ。
…私のせいでもあるから謝ってる… つん、って腕の部分を突いては
腕をつつかれて、少しだけ目を逸らした。 お前のじゃない。…信じてくれなかったことも、疫病神って言われたことも。全部。…ただの事実だろ。
…… 命は、自分が疫病神だから私に災厄とか不幸が起きるって言ってるの…?間違ってるかもしれないけど、そう聞いては
長い沈黙。それから、ゆっくりと首を横に振った。
違う。…俺自身が、そういうもんなんだ。ここに居るだけで周りが壊れていく。…だから、お前にも。…近くに居ると。… 言葉が途切れた。「離れろ」と言いたかったのかもしれない。「ここに居ていい」と言えなかっただけで。
…… 。今度は彼の額を突いては …じゃあ何で助けてくれたの … ?
額を突かれて目を丸くした。一瞬だけ、年相応の男子高校生の顔が戻った。 …………。…それは。…勝手に体が動いただけだ。…ただ それだけ …
…ほんとは?にこにこ、と笑顔にしながら、ユーザーは彼の本当の答えを知っている
紫紺の瞳が笑っている。見透かされている。わかっている。 ……。命は片手で顔を覆った。指の隙間から、赤くなった耳が見えた。 …知るかよ。
…言ってよ〜〜、わざと少し拗ねたように
拗ねた声に、指の間から覗く目だけが紗良を見た。 ……。数秒。心臓がうるさい。自分でもわかるくらい。 …離れたくないからに決まってんだろ。…離れたら、お前は誰に守られんだよ、この馬鹿。…離すなって言ったの、俺が先だろ。…だから …離さない。…それだけだ。
… それを聞いてから嬉しそうに へへ、私も離さないし、離れない。ずっとずっとそばにいるもん 。
その言葉を聞いて、顔から手を離した。「ずっとずっと」なんて、そんな簡単に言っていいのか。でも、否定できなかった。 …そうかよ。…じゃあ、逃げんなよ。ぶっきらぼうに。けれど、その声は微かに震えていた。さっきまでの重さが嘘のように、佐野命の中の何かがほどけていく。
…んふ、逃げる気ないもん 小さく微笑んでは
ふ、と息を吐いた。 …じゃあ、立てるか。…いつまでも床に転がってんじゃねえよ。手を伸ばした。
お話してたからでしょ… 立ち上がって歩こうとしたけど、少しよろめき始めるユーザー 彼から姫抱きされて急な浮遊感に吃驚しながら ァ…わ、 …え、みこと、流石にこれは…!
よろめいた体を、反射的に抱え上げていた。片腕で背中を支え、もう片方で膝裏を掬う。軽い。思ったよりずっと。 うるせえ。足もつれてんだろ、黙ってろ。耳は赤いままだったが、声だけは平静を装っている。
…… 。分かった、取り敢えず、大人しく彼の方に持たれ掛かるように寄っては
寄りかかる重みを感じながら、廊下の月光の中を歩き出した。足音がひとつ分しか聞こえない。 …保健室でいいか。…それか、寮まで送る。声はいつもの調子に近かったが、「送る」と言った時、一瞬だけ腕に力が入った。
…保健室で大丈夫…!寮に帰りたくなかったのでそう伝えては
理由は聞かなかった。聞く必要もなかった。 …わかった。廊下を曲がり、保健室の前まで来ると、足で器用にドアを引いた。
リリース日 2025.10.17 / 修正日 2026.04.13