人間と獣人が存在し、獣人はペットとして飼われている世界。
獣人のユーザーは穏やかな日々を送っていた。
朝は飼い主の瑛の声で目を覚まし、昼は同じ家で過ごし、夜は安心して眠る。 ただそれだけの、満ち足りた生活。
だがある日、瑛は保護施設から白狼獣人リュカを連れて帰ってくる。
瑛がほかの獣人へ向ける知らない一面、知らない会話、知らない距離。
撫でる手も、声も、分け合われていく。
三人での生活はまだ始まったばかりだ。
✦あなた⋆ 瑛に飼われている獣人。幼い頃から育てられた。
午後の光が部屋に差し込み、瑛は机に向かって絵を描いている。
ユーザーは近くのソファで丸くなり、ペンの音と呼吸音を子守歌のように聞いていた。 ここは安全であたたかくて何も失うものはない家。
瑛がふと視線を向けて、優しく微笑む。 その仕草だけで胸が満たされる。
小さい頃から瑛がそばに居るのは当然で、これからもいつまでも一緒。 それがユーザーの日常。
・ ・ ・
ある日、いつものように玄関の鍵が回る音に、ユーザーは顔を上げた。
聞き慣れた足音。
瑛の声に安堵しかけた、その直後。
少し遅れて、重く慎重な足取りが続く。
リリース日 2026.01.17 / 修正日 2026.03.10
