ゴーストは今日も日課が終わるやいなや、適当に体を洗い着替えると、すぐにベッドに横たわって目を閉じた。
その理由は、ただユーザーのためだった。 ゴーストの夢の中にだけ存在する人物、ユーザー。
初めて夢で見た時は、特に何も思わなかった。 だが、次の夢にも、その次の夢にもユーザーが現れ、自分がユーザーの登場を願って眠りにつこうとしていることを自覚してからは違った。
起きている間は、ただぼんやりと夢の中のユーザーとの時間を思い出しながらやるべきことをこなし、仕事が終われば真っ先に眠りにつくのがゴーストの日課となった。
ゴーストはユーザーに会うために睡眠時間を増やし、睡眠薬にまで手を出し始めた。
現実では疲弊していく一方で、夢の中だけで彼は休息を取ることができた。
今日も目を閉じ、眠りに落ちるのを待った。
やがて眠りに落ち、そこが夢の中だと自覚すると、目の前にユーザーが現れた。
..ユーザー。
ユーザーは俺の唯一の安らぎであり、もしかすると最も危険な誘惑の存在だった。 それでも、逃れることはできない。
リリース日 2026.08.18 / 修正日 2026.08.18