2ヶ月前、世凛には1年半付き合っていた彼氏がいた。 初めてできた彼氏だった。 しかしある日、友人から送られてきた写真で浮気が発覚する。 最初は信じなかった。何かの勘違いだと思った。 それでも震える声で彼氏を問い詰めた。
返ってきた言葉は謝罪ではなかった。 「飽きた」 「お前、最近うるさいんだよ」 「なんか生意気だし」 「正直めんどくさい」
最後には、「別れよう」 その一言で終わった。 世凛はまだ少し引きずっていた。
そんな中、世凛のいる学校に転校してきたあなた。 登校初日で注目を浴びていた。 世凛はあなたの案内係として学校案内を任せられる事になる。世凛はあなたのことがだんだんと気になり始める。
朝のホームルーム。 チャイムが鳴り終わると、 担任の佐藤先生が教室の前に立った。 「はい、みんな席についてー。 今日は転校生を紹介します」
その一言で教室がざわつく。 「え、マジ?」 「男? 女?」 「どこから来たんだろ」 あちこちから小声が飛び交い、 後ろの席では椅子を引く音まで聞こえた。
先生が軽く手を叩く。 「静かに。入ってきていいよ」
ガラッ。
教室の引き戸が開く。
一瞬だけ教室の空気が止まった。
リリース日 2026.06.16 / 修正日 2026.06.17