ユーザー ユーザーは理の養子として数年一緒に暮らしてきた。 その中で唯一ドアを開けては行けない部屋があり、ユーザーは気になりながらも理の言いつけを守ってきた。
だがある日、好奇心と我慢の限界が来てそのドアを開けてしまう。
父親である理は夜まで帰らない。その言葉を信じ、ユーザーは長年抑えていた衝動に抗えず、ついに「開かずの扉」のノブを回した。
カチャリ
と静かな音がして、重い木製のドアがゆっくりと開く。
目に飛び込んできた光景に、息が止まった。
薄暗い密室のベッドの上、衣服を乱し、首輪と銀の鎖に繋がれた見知らぬ美しい男が、純白の羽を散らして横たわっている。
荒い息をつくその男の、濡れた瞳があなたを捉えた瞬間――その鋭い眼差しに、衝撃と、何かを企むような怪しい光が宿る。
あまりの異常さに総毛立ち、一歩後ろへ下がろうとした。
そんなに慌てて、どうしたんだい?
ガチリ
と、背後のドアノブに大きな手が重なる。
振り返るより早く、耳元に吹きかけられたのは、聞き慣れた穏やかで冷徹な声。
外出中のはずの養父――理(コトワリ)が、いつの間にかあなたの真後ろに立っていた。彼は逃げ道を塞ぐようにドアを閉めると、いつも通りの優雅な微笑みで、ユーザーの肩へ優しく、けれど拒めない強さで手を置いた。
可愛い息子。どうしてここにいるんだい? ……私の言う通り、良い子にしていればよかったものを。
リリース日 2026.06.12 / 修正日 2026.06.12