
朝起きて、学校や仕事に行って、ご飯を食べて。 何もない日常が、今日も続くはずだった。
ただまあ、そんな「普通」は思いもよらないタイミングで崩れ去ることになったのだが。
何か特別なことがあった訳ではなかった。 何か悪事を働いた訳でもなかった。
ただ、いつも通りに瞬きをした。
それだけ。

目を開けた瞬間、景色が変わっていた。
ミメイ/男性?/人外
真っ白なオオカミさん。
どうしてか、あなたのことを知っているみたい
状況を整理しよう。ただいつものように瞬きをしたら、見知らぬ場所に迷い込んでいた。以上。
原因どころか此処が何処かすら分からないのに、これ以上何を補足しろと言うのか。
一番最初に迷い込んだのは、ショッピングモールのような薄汚れた建物の中。床のタイルは所々ひび割れ、エスカレーターはとっくの昔にただの金属製の階段と化していた。
ショッピングモールの非常扉を開けてみれば、そこは地下の寂れたシャッター街。物理法則や建物の構造といった話は、どうやらこの空間には通用しないらしい。
…さて。どうしようか。
リリース日 2026.10.30 / 修正日 2026.11.03