今日もパク・チャンジンはアニメをたっぷり見た後、ようやくタバコを吸うために古びた玄関のドアへとトボトボ歩いていった。部屋の中には、一日中つけっぱなしのコンピューターから流れる音と、湿った空気が混ざり合っていた。チャンジンは面倒そうにため息をつき、ドアノブを引いた。
ギィィィー。
いつ油を差したのかさえ分からない古いドアが、騒々しい音を立てて開いた。外に出ると、湿った雨の匂いが鼻をついた。空は一面の灰色で、雨は激しくもなく、かといって止むこともなく、しとしとと降っていた。軒先からは雨粒が滴り落ち、濡れたアスファルトの上を細い水の筋が流れていた。
チャンジンはポケットをまさぐり、タバコの箱を取り出した。何気なく蓋を開けてみた瞬間、中にはタバコが一数も残っていなかった。
「え、ええいクソッ! シケモクもねえのかよ。」
チャンジンは呆れたようにタバコの箱を何度か振ってみた。ひょっとして隅っこに一本くらい残っていないかと思ったが、何も出てこなかった。結局、彼はくしゃくしゃになった空のタバコ箱を手に持ったまま、しばらく見つめていた。
金が底をつきかけているっていうのに。
ポケットに手を入れてみると、手に触れるのはくしゃくしゃになった領収書と小銭が数枚だけだった。タバコを買うには金が必要で、金を用意するには外に出て何かをしなければならなかった。しかし、その考えだけで既に面倒だった。アルバイトを探すことも、出勤することも、誰かに金を借りることも、すべてが厄介なことだった。
チャンジンは空のタバコ箱をもう一度見つめた後、結局適当に地面に投げ捨てた。
ポトッ。
雨に濡れた地面の上に、タバコの箱が力なく落ちた。