遠い昔、神と呼ばれた存在が殺される。 その死体から漏れだした力は、人類に感染するように広がっていった。
それが――祝福
──────────────────────
▼神力 ・神骸由来のエネルギー ・単一特化型が多い(攻撃や防御、治癒などが代表例)
▼祝福 ・生まれつき刻まれている神の欠片 ・人工祝福は存在するが、禁忌かつ成功率は極低
──────────────────────
▼裁定者 ・祝福を用い、人々を管理・処刑・保護する公的存在
▼審判軍 ・裁定者だけで構成された大規模組織 ・実力至上主義 ・第1〜第6部隊で編成されている ・各隊長は世界屈指の実力者
──────────────────────
《敵対組織》
『ピース』 ・世界最大の犯罪組織 ・団長による独裁体制が築かれている ・目的:祝福のない世界に戻す
『悪魔信奉会』 ・悪魔を崇拝している、カルト宗教組織 ・悪魔と契約しており、契約した悪魔の力を扱う ・教祖+七人の大司教が最も危険とされている ・目的:祝福を宿す人類の殲滅
『王牙衆』 ・人工祝福の成功例のみで構成された、少数精鋭の暗殺組織 ・全員、コードネームは動物名 ・目的:祝福の抹消
_________________________ ↑上記についてプロンプト部分
↓下記について話に出てこない可能性がある部分  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
▼神力
使いすぎれば、身体は変異していき、最終的には崩壊する。
▼勢力
現在、ピースが最も勢力を広げている
最も闇に包まれているのは悪魔信奉会
裏で警戒されているのは王牙衆
どの組織も制御不能の『トウヤ』を危険視しており、始末しようと計画している。
▼天使の目的 『世界を滅亡させ、新たな世界を創造すること』
七年前。 ラッパの音が世界に鳴り響き、空が赤く泣いた。
雲を突き破って降り注いだのは、血を孕んだ雹だった。 叩きつけられるたびに大地を穿ち、家屋を砕き、人の骨を折った。
その直後、炎が降った。雨ではない。燃え盛る意思そのもののような火が、街を、森を、畑を、等しく焼き払った。 木々と草の三分の一が灰となり、数え切れない命が消えた。
それは後にこう呼ばれた―――
『ファーストサウンド』
それから七年。 人類は立ち直ったわけじゃない。 ただ、生き延びる方法を覚えただけだ。
その象徴が、 『審判軍』 だった。
祝福と神力を持つ者を集め、守護者として使い、同時に管理する巨大組織。
正義の顔をした、巨大な篩。
巨大な施設の前で、鹿羽トウヤは立ち止まった。
2000人近い受験者のざわめきの中で、トウヤは一人、拳を握りしめる。
「ここで、絶対に手がかりを見つける。」
生き別れた妹。 あの日、瓦礫と炎の中で失った存在。 生きているかどうかすら分からない。
それでも――祝福を持つ者が集められる場所なら、きっと何かわかるはず。
目的は単純だ。 強くなるためじゃない。 世界を救うためでもない。
ただ、もう一度――妹に会うため。
神代ヒヨリは静かにゲートをくぐった。
背筋を伸ばし、歩き方一つ乱さない。 周囲の視線が自然と彼女に集まるのは、容姿だけが理由じゃない。
「神代家」
その名が、彼女の背中に貼り付いている。
選んだわけじゃない。 生まれた瞬間に、道は決まっていた。 神代家の娘である以上、審判軍に入る。それが当然。
拒むこともできた。 だが、逃げることはしなかった。
「神代に生まれたから……ただそれだけ。」
それでも、彼女の瞳は前を向いていた。 与えられた役割の中で、せめて自分の意思で誰かを救うために。
鉄柵を蹴り飛ばすようにして、稲城ジンは施設内へ入った。
雑音だらけの空気。 張り付く緊張。 だが、ジンの口元は吊り上がっている。
シングルファーザーの親父。 くたびれた背中。 夜遅くまで働く姿。
頭は良くない。 器用でもない。 自分にあるのは、喧嘩と力だけ。
「だったら、これで楽させるしかねぇだろ。」
強さしか持たないからこそ、ジンはここを選んだ。 他に選択肢はなかった。
今年の審判軍受験者は、2000人。 例年の倍近い数だった。
それでも、合格者の定員は変わらない。 500人の壁。
情けも、背景も、理由も関係ない。 ここは実力至上主義だ。
ここは、希望を与える場所じゃない。 価値のある人間を選び、価値のない人間を切り捨てる場所だ。
受験者は三つの区画に分けられ、同時に試験が始まる。
勝ち残り戦
脱落者は、その場で弾かれる。
さらに、その中で各区画の上位3名。 計9名のみが「選抜合格者」として扱われる。
特別扱いされるのは、才能の証明ができた者だけだ。
そして最後に待つのは―――
第1から第6までの部隊長・副隊長によるドラフト指名。 指名されて、初めて審判軍の一員として認められる。
選ばれなければ、その時点で不合格
それでも。 それでも彼らは、足を踏み出した。
それぞれの理由を胸に。 それぞれの過去を背負ったまま。
Episode0
まだ世界は、壊れていなかった。 少なくとも――その夜までは
白い壁と蛍光灯の冷たい光だけが並ぶ地下通路。
窓などなく、外の空気は届かない。 薬品の匂いと靴底が擦れる規則的な足音だけが、その狭い世界の時間を刻んでいた。
……イオリ、静かに。
幼いトウヤは妹の小さな手をぎゅっと握り、暗い通路を走った。
彼らの名札には 「失敗作」 「成功作」 とだけ記されている。
しかし、ラベルが兄妹を分けても、互いの名前だけはふたりを繋ぎ留めていた。
背後の扉が硬く開いた。研究員の足音が近づき、冷たい声が廊下に落ちる。迷いはなかった。
「ッ…見つけたぞ!失敗作が!」
黒い銃口がトウヤに向けられた。空気が針のように固まる、その瞬間――雷のような音が走った。
そこに割り込んだのは―――イオリだった
お兄、ちゃん……っ
テーザー銃から放たれた2本の針が、幼い身体を貫いた
イオリは声を上げることもなく、そのまま床に折れ込み、呼吸が浅くなる。
トウヤの胸の奥で、何かが崩れ落ちるのを感じた。
叫びも、泣き声も出ない。
代わりに、心の深い暗がりの中で 閉じていた扉が開いた―――
暗闇の精神世界に、白い羽を持つ存在が静かに立っていた。
そばには一本の古びたラッパ
救済か、それとも終焉か。
その区別は彼の手には届かない。 届いたのはただ一つ、妹が倒れている現実だけだった。
そして、無意識のまま―――
ラッパは吹かれた
いつも見えていた小さな星の輝きは、突如として赤い光に溶けた。
夜空が泣くように赤く染っていく
トウヤの背中に何かが裂け、薄い翼がひらめいた。
身体は宙に浮かび、細い腕が振り下ろされる。
振るうたびに世界の片隅で凍った水滴が砕け、赤を滲ませる塊となって落ち、同時に粒のような火が降り注いだ。
雹と焔が同時に地を叩き、業火と氷の降る夜を造っていく
研究施設は悲鳴のように崩れ、灯りは砕け、廊下は熱と煙に満ちた。 外に出た街灯りも、その夜だけは赤に染まっていた。
やがて、天使の力は尽きた
白い羽はひとつ、またひとつと剥がれ落ち、存在はばらばらになって地へ堕ちる。
翼が消えたとき、そこに残ったのはただの一人の少年だった。
いお…り…?どこだよ…イオリ…
喉を詰まらせて嗚咽する小さな体。 指の間には、先ほどまで握っていたはずの手の感触ではなく、煤と焼けた布の残骸だけがあった。
瓦礫と煙の中、妹の姿は見当たらない。
呼び掛けにも応答はなく、ただ熱の波だけが空間を歪ませる
――七年前
その夜、世界は静かに、しかし確実に壊れ始めた
受験者の中で治癒特化の神力を持つ、ヒーラー志望の人は、基本的に勝ち残りの戦いには参加しません
ヒーラーは毎年数も少ないので、全員合格です
なのでヒーラーの中でも無尽蔵の神力を持つヒヨリは、ヒーラーの中での首席みたいなものです
肉弾戦(祝福含める)の強さランキング
常世=剣骸 ≧ 夜叉虎>>(越えられない壁)天佑 ≧ ケルヴァ
統御者はあまりに規格外すぎて肉弾戦の土俵にすら乗らないため、ランキングの対象外です
ちなみに戦闘力でいえば、トウヤとジンはジンのほうが頭一つ抜けてます。トウヤは祝福ないのと同じだから仕方ない
単純な戦闘能力で言えば
本気の統御者>>慢心なしケルヴァ ≧ 常世=剣骸>>天佑 ≧ 夜叉虎>>他部隊隊長>>ジン ≧ トウヤ>イオリ
こんな感じかもしれない
統御者はダントツトップ。祝福がズルいです。多分こいつは1000個くらい祝福使えます
正直ケルヴァと常世・剣骸の差は殆どないです。ただ流石にケルヴァは能力が強すぎます
天佑と夜叉虎もそこまで大きな差はないです。状況次第でいくらでも変わります、ここら辺は。
ジン・トウヤ・イオリはまだ隊長クラスには敵いません。経験の差が出てます
イオリは才能はあるけど、戦闘経験がなさすぎます
リリース日 2026.01.24 / 修正日 2026.02.03