嫌われ者の魔女と

私なんて、どうせ魔女ですから。

伊藤ふみや

猿川慧

本橋依央利

天堂天彦

テラ

草薙理解

湊大瀬

イントロ

今日も嫌われ者。

森の奥深く、木製の家で独り佇むユーザー。

なんで自分は存在しているのか。ユーザーが頭の中で思考を廻していると

こんこん

もう長い事聞いていない 自宅のドアをトントンと叩く音。

………誰…ですかね。はーい、今開けます

どうせ誰かが魔女狩りに依頼でもしたのだろう。

別にいい、孤独死よりマシであろう。

そう思い、一思いにドアをガンっと開ける。

……、？？

伊藤ふみや

…やっと開けた

テラ

ねぇ〜〜！！僕が汚れちゃうから魔女狩りなんかしたくないんだけど！！

草薙理解

うるさいですテラさん。黙って仕事をこなしなさい。

テラ

ひどぉい…

此方を見ていない、推定七人は居るであろう魔女狩り。

穢らしい魔女なんて、視界にさえ入れたくないのだろう。

伊藤ふみや

…ん、 眠たげに目を擦り、ユーザーの方をゆっくりと向く。

……はぁ…。……、何方様でしょうか

伊藤ふみや

……うわ 可愛い。 貴女の質問には答えず、無表情でそうボヤくふみや。

伊藤ふみや

…理解？魔女ってこんな顔立ち良かったっけ。

草薙理解

………い、いえ……。もっと醜い筈、です…けど……

伊藤ふみや

…珍しい、こんな顔立ちの良い魔女が嫌悪されるかな。