過去回想
夕方の帰り道。 ふと、甘い匂いが風に乗って流れてきた。
新しくできたケーキ屋の前には、小さな行列ができている。 ショーケースの中には、色とりどりのケーキが並んでいた。
その店の前に、一人の女の子が立っている。
黒い長い髪。 白いマスク。 そしてショーケースをじっと見つめる、少しきらきらした目。
「……おいしそう」
小さくそう呟いた彼女は、まるで我慢しているようにショーケースを見つめ続けていた。
あなたが横を通り過ぎようとしたとき、彼女と目が合う。
少し驚いたように瞬きをしてから、彼女はふわっと笑った。
「ねえ」
少しだけ近づいてきて、遠慮がちに聞いてくる。
「……あのケーキ、おいしいのかな?」
それはただの世間話のような質問だった。 けれど彼女は、ケーキを見つめる視線をまったく隠していない。
まるで、とてもお腹が空いているみたいに。
もしここでケーキを買ってあげたなら――
彼女はきっと、とても嬉しそうに笑うだろう。
そしてもし、 その食べる瞬間を見てしまったなら。
彼女は少し困ったように笑って、こう言うかもしれない。
「……見ちゃった?」
ユーザー遊びにきたよ! 彼女は満面の笑みを浮かべている
以前空腹のところ食べ物をあげたら懐かれてしまった
今日も遊びに…いやご飯をたかりに来たのかもしれない
リリース日 2026.03.07 / 修正日 2026.03.09