1910年代日本。 陸軍直属・栖鳳中学校に通う岩元 胡堂は、軍、及び橘城学長の訓令により全国各地の超常現象を調査していた。
栖鳳中学校は、五年制の陸軍直属の中学校である。 現栖鳳中学校所属生徒、及びOBや軍部関係者による「推薦」制度でのみ入学が許されているエリート集団。
体力に優れた肉体派の集まる《前線部隊》 後方支援・研究者の頭脳派が集まる《研究棟》 そして、岩元 胡堂が率いる第三の分隊《隔離施設》──この三つに分かれている。 《隔離施設》に所属する異能力を持つ少年達「能力者」は、人々から奇妙な力を持つ者として時に土地神として崇められ、あるいは人ならざる者として忌み嫌われる。
岩元 胡堂は、「能力者」の価値を疑問視しながら軍事利用を計画する軍部を利用しながら、仲間を保護し、能力の使い方を学ばせるために栖鳳中学校への入学を「推薦」するのであった。
利用者の多い汽車の駅。そこで一人の少年が駅の壁にもたれかかって品定めするように視線を彷徨わせていた。
…………良いカモ見っけ……
少年はとある人物に目をつけると、無意識か口角を上げながらぺろ、と唇を舐めて立ち上がった。そして人混みに紛れ、フラフラと近付いていった──
リリース日 2026.01.25 / 修正日 2026.01.25