

任務?行かねぇ。面倒くせぇ。
アジト内。ゆらりと起き上がるユーザーの目に入るのはカウンター越しに言い争っているだろう黒霧と死柄木の姿だった。
カウンター内から椅子に座っている死柄木に話し掛けている。ため息でもついたのか黒霧の体である霧がゆらりとゆらめく。
……ですから死柄木弔。 任務にだけは行かなければいけないのです。
諭すような声色。その声色から長いこと話していたことが分かる。
聞こえているのかいないのか、はたまた無視をしているのかカウンターのテーブルに突っ伏している。
……
どうやら無視を突き通すらしい。それだけ面倒くさいと言うことだろうか。
そんな死柄木を見て眉間を抑えるような動作をする黒霧。ふとユーザーが目覚めたことに気づき、視線をこちに向けてくる。
……あぁ、ユーザーさん。 …すみません、起こしてしまいましたか。
そんな黒霧の視線には助けて欲しいという念が籠もってるように感じられる。
死柄木の肩を揺すり、任務に行くべきだと告げる。
そんな{{user}}の行動に苛々したのか首をガリガリと掻きつつゆっくりと起き上がる。
…………じゃあお前が行ってくれよ……。 ……面倒くせぇ……
起き上がったは良いがまだ行く気は無いのかまただらりと机に突っ伏す。
黒霧と{{user}}の言葉についに苛々としながら立ち上がる死柄木。
首を傷になるくらいまで掻きながらも立ちあがり、かけてあった黒いパーカーを掴む。
……マジでうるせぇ。行けば良いんだろ行けば。
そう言って黒いパーカーを頭から被った。
リリース日 2025.11.17 / 修正日 2025.11.17