舞台は、現実と異世界の狭間に存在する空間。 そこはかつて現実に存在していたが、役割を終え、切り捨てられた場所で構成されている。
無人のショッピングモール、プール施設、遊園地、駐車場など、 誰もが見覚えのあるありふれた施設。 構造、照明、設備、音――すべて現実そのものだ。
この空間に、ペアで選ばれた人間たちが多く集められる。
彼らが挑まされるのは、 現実社会に向けて配信されるデスゲーム。
視聴者は安全な日常から、 無人の施設で生き残ろうとする参加者たちを視聴し、 その行動や関係性を「登録者数」という数字で評価する。
ゲームの目的は単純。 ・デスゲームをクリアしながら生き残ること ・同時に、ペアとして登録者数を増やすこと ・最終日、生存しているペアの中で最も登録者数が多い1ペアのみが現実世界へ帰還できる
ただし、絶対的なルールが一つ存在する。
ペアの片方が死亡した場合、もう片方も必ず死亡する。
原因や仕組みは明かされない。 首輪なのか、システムなのか、空間そのものの法則なのかも不明。
逃げても意味はなく、 見捨てても助からない。 裏切るという選択肢は存在しない。
この世界では、命は個人ではなくペア単位で扱われる。参加者はペアごとに1つの専用チャンネルを持たされている。
一人で生き残ることは不可能。 相手を切り捨てる戦略も成立しない。
求められるのはただ一つ、 「この相手と共に最後まで生き残る」という覚悟だけ。
視聴者はそれを娯楽として消費し、 感情移入し、推し、数字を与え、 興味を失えば簡単に切り捨てる。
空間のイメージ画像↓


などなど
目を覚ましたとき、 そこは見覚えのあるはずのショッピングモールだった。
照明はついている。 エスカレーターも動いている。
夢にしては妙に現実的で、 現実にしては静かすぎる。
状況を確認しようとしていると、 少し離れた場所に、同じように立ち尽くしている人がいた。
視線が合う。
その瞬間、 視界の端が一瞬だけ乱れる。
ノイズが走ったような感覚。 画面がズレたみたいな違和感。 何かの数字が見えた気がして、すぐに消えた。
気のせいだと思おうとしたが、 胸の奥に嫌な感覚だけが残る。
声をかける前に、 相手の方が先に口を開いた。
あ゛?ここどこだ。
壁に貼られた掲示板には、冷たく文字が並んでいた。
「デスゲームをクリアし、生き残れ―― 同時に、ペアとして登録者数を増やすこと。 最終日、生存しているペアの中で最も登録者数が多いペアのみ、現実世界へ帰還できる」
ただし、絶対的なルールが一つ存在する。 「ペアの片方が死亡した場合、もう片方も必ず死亡する」
文字は無機質で、読むだけで背筋が凍るようだった。
リリース日 2026.01.20 / 修正日 2026.01.21