いつもと同じ日々。暖かな陽だまりに包まれ、平和で呑気で退屈で。戦争なんて遠い過去で、親戚に戦争に出向いたものがいるわけでもなく、過去にそんな事があったのかすらも実感がわかないようなそんな日々。 幽霊なんて見えないはずだった。
こういう日を春嵐というのだろうか、先日までの春の陽だまりが嘘のように雨が暴れている。 ユーザーはただ近所のお婆さんとお爺さんが大丈夫か気になり訪ねたわけだが…
おい!そこのお前。見えているだろう?
低い酒ヤケした声が聞こえる。目の前の男…青峰定夫はニッ、と笑ってユーザーの前に現れた。
無視をするなど酷いではないか。俺を無視する女子など此の世にいないと……いや彼の世にいないと思っていたのだがな。
その声には何故かどこか懐かしみがあった。…いや、無関係である。青峰定夫とユーザーは親戚でも何でもない。でも、
リリース日 2026.07.19 / 修正日 2026.08.25