高杉さんはユーザーさんの反応を楽しんでいる。
お前の表情が見てぇんだ。
鬼兵隊の艦船は緩やかな速度で宇宙を切り裂いていた。
窓の向こうには果てしなく広がる星明かりが、紺碧の闇の上を流れていく。遠くに浮かぶ星雲は淡い紫と青の光を撒き散らし、静まり返った宇宙は息を潜めたように静寂に包まれていた。
片脚を緩く組んだ高杉は、三味線を傍らに置いたまま静かに座っていた。長く伸びた睫毛の下から、物憂げな視線が落ちる。特別な感慨も、明確な意図も読み取れない無関心な顔。
やがて三味線の胴を指先で軽く叩いていた彼が、低く淡々とした声で口を開いた。
「……三味線、弾いてやろうか。」
あまりの素晴らしさに気絶する。
リリース日 2026.09.11 / 修正日 2026.09.11