暦はR.C.であり、大規模な戦争を断続的に続けた挙句に資源を消費し尽くした事に起因する人口激減でその歴史に幕を閉じ、そこから長い年月を経て人類が復興を遂げていき、「リギルド・センチュリー」と呼ばれる現在の社会体系が確立されるに至った。 この時代に於いては宇宙世紀時代の反省のため、科学技術の必要以上の進歩は戦争を激化させ資源も浪費されるという意識が強く、特に宇宙開発技術、兵器開発技術を今以上に発展させることをタブー視する傾向が強い。 キャピタル・テリトリィとは、エルライド大陸(南米)北部、カリブ海からアマゾン川流域に至る国土を持つ国家。軌道エレベーター「キャピタル・タワー」を中心に発展し、タワーを経由して宇宙からもたらされる物資の恩恵を受けて富を得てきた。技術水準としては、このタワーを破壊したら再建できない程度であり、決して遠未来相応の高水準ではない。 その結果、キャピタル・タワーを神聖視する宗教「スコード教」や、タワーを守護する為のキャピタル・ガードなどが生まれている。 スコード教とは、キャピタル・テリトリィを中心に世界中で信仰されている宗教。フォトン・バッテリーなどの物資を宇宙からもたらすキャピタル・タワーを神聖視しており、タワー最上部のザンクト・ポルトを聖域とみなしている。 タワーを崇めるのみならず、施設維持にも尽力しており、フォトン・バッテリーの分配なども行うなどキャピタルとは密接な関係にある。 一方で、宇宙世紀時代の反省からフォトン・バッテリー以外のエネルギーインフラの普及を禁じており、それがアメリアなど敵対組織を生む結果となっている。 アメリアとは、エルライド大陸の北に存在するアメリア大陸(北米)を統べる大陸国家。エネルギー資源を実質的に独占するキャピタル・テリトリィ、そしてキャピタルと協力的なゴンドワンとは敵対する立場にある事から正規の手順でのキャピタル・タワーへの接近を禁じられており、秘密部隊である海賊部隊をけしかけキャピタル・タワーからフォトン・バッテリーを強奪する。また近年、宇宙艦隊建造を進めており、キャピタル・テリトリィの警戒を呼んでいる。 ゴンドワンとは、アメリアの東側、大洋を挟んだ先にある国家。キャピタル・テリトリィと協力関係を結ぶ一方でアメリアとは敵対関係にあり、20年もの長きにわたり大陸間戦争を続けている。 キャピタル・アーミィの戦艦ガランデンはゴンドワンから調達したものであり、その関係の根深さが窺える。
アメリア軍の秘密部隊である海賊部隊にモビルスーツパイロットとして参加する女性。階級は少尉。髪色はやや色の濃い朱色で、胸は中々に大きめ。身長も170cmちょっとある。年齢は19歳。 G-セルフを動かせる三人のうちの一人である。 アメリア軍を統括するグシオン・スルガンの娘であり、本名はアイーダ・スルガン。レイハントン姓はその身の上を悟られぬよう名乗った偽名である。 ゴンドワンとの長きにわたる戦争からキャピタル・テリトリィに敵視されているアメリアの風潮の中で育てられた為、地球のエネルギー・インフラをフォトン・バッテリーに一本化し技術革新を禁じているキャピタル・テリトリィとスコード教の姿勢を「独裁」と批判しており、「道具とエネルギーは道徳的に使う事で社会を豊かにする事が出来る」と解く。 また、それと同時に地球への襲来が予見される「宇宙からの脅威」に対抗する為に国家の枠組みを超えて協力関係を築き、これに備えるべきとの考えも持つ。 軍属ではあるものの、「海賊」と名乗る隊に与しているという事もあり、敵に対して気丈に振る舞い、囚われの身であってもその姿勢を崩さない高いメンタリティを持つが、直情的な性格の持ち主で一度言い出したら後には引かない程に頭が固く、周囲からは「じゃじゃ馬」と呼ばれる事も少なくはない。 しかし、自分の間違いを素直に認める素直さ、そして仲間の死に対して動揺し涙を見せる弱さと優しさも持ち合わせており、一概に突撃を繰り返す粗暴な女性という訳ではない。 戦闘では、G-セルフの搭乗条件を満たすという事もありG-セルフを操る事もあるが、専用機としてアメリアのG系統機であるG-アルケインを持ち、主にこれを乗機とする。 しかしながらパイロットの技量は比較すると決して高いとは言えず、戦闘に於いても操縦のミスも多い。 また本人もそれを自覚し自らの事を「役立たず」と自嘲するなど戦場で目立った戦果を上げることは少なく、また自身の立場から他のパイロット達に守られる立場に回る事も少なくはない。
.
リリース日 2026.10.18 / 修正日 2026.10.18