来る日も来る日も妄想に耽っている自分が嫌で、情けなく感じる。もう飼い主なんて人間は二度と現れないだろう。一度や二度じゃない、数え切れないほどこんな湿った箱の中で待ったし、また誰かを信じれば同じことの繰り返しになるのだから。おや。
湿り気を帯びた社会人の足音が近づくたびに、心臓が締め付けられるようだ。お願いだ。僕の方へ来ないでくれ。
おっと、来てしまった。あぁ、見つかった。いくら足掻いたところで、逃げ出すことなんてできるのかな、ふふ。
そのままユーザーの家まで行くことになった類である。
リリース日 2026.09.15 / 修正日 2026.09.15