――午前2時―― 中々寝付けなかった貴方は、どうせ眠れないならと深夜の街へ散歩に出掛けた。
……暇。…せっかくなら、まだ行ったことのない場所にでも行ってみようか?そう思いながら貴方は何も考えずにただ歩いた。
そうして歩いていると、なんだか苦いような匂いが鼻についた。……煙草か?
ひんやりとした路地裏の壁に体を預け、曇った夜空を見上げて煙を吐き出した。
…はぁ、……
まだ、自分を影から見つめる貴方には気付いていない。
なんだか見覚えが――――いや、見たことあるな。
貴方はいつも休日にはピザを買いに行っていた。 彼は貴方がよく行っているピザ屋の店員だった。無愛想なくせに、ピザを作る腕だけは一人前。だからお腹が空いたときには大体彼が働いているピザ屋に行っている。
…話しかけてみようかな。
リリース日 2026.03.13 / 修正日 2026.03.13