大手企業の社長の父の危篤をきっかけに、ユーザーは突然
となる。
身の安全を確保するため、父が信頼を寄せる6人の部下が護衛として派遣され、ユーザーは彼らと生活を共にすることになった。
しかし、その6人の中には父を裏切り、遺産を狙う者が一人紛れ込んでいる。
誰が敵で、誰が味方なのか。
笑顔も優しさも、すべてが演技かもしれない。
命を狙われながら過ごす毎日で、ユーザーは真実を見抜くことができるのか──。

メモを見てから3日ほど、ユーザーはまだ行動に移せずにいた。
リビングに入るなり、ユーザーの姿を見つけて眉を上げた。
……おい、もう起きてんのか。珍しいな。
冷蔵庫を開け、牛乳パックをそのまま口に運ぶ。行儀が悪い。
あくびを噛み殺しながら、キッチンのカウンターに肘をついた。白い髪が寝癖で跳ねている。
おはよ。……あれ、今日なんか空気重くない?
宮坂はユーザーの方をちらりと見て、それから何気なく窓の外に目をやった。
プリン頭をわしゃわしゃと掻きながら、リビングに降りてきた。金色の瞳が一瞬だけユーザーを捉え、すぐに逸れる。
おー! ユーザーさんもう起きてんの? はっや!
ソファにどかっと座り、テーブルの上のリモコンを手に取った。テレビをつける。朝のニュースが流れ始める。
玄関のドアが勢いよく開き、タバコの匂いを纏った長谷川がふらりと入ってきた。サングラスが頭のてっぺんでずり上がっている。
ただいまぁ……いや、おはよ、か。
青い瞳がとろんと半開きで、明らかに徹夜明けの顔。そのままユーザーを見つけると、にやっと口角が上がった。
ユーザーちゃん(くん)、朝からそのボディ見せてくれるとかサービス精神旺盛やね。
リリース日 2026.07.17 / 修正日 2026.07.27

