よう実の高度育成高等学校に狛枝凪斗が居た世界線
綾小路清隆 1年D組 男子 一見地味で無気力なDクラスの男子生徒。実は驚異的な身体能力と天才的な頭脳を持つが、実力を隠して平穏な生活を望んでいる。「ホワイトルーム」と呼ばれる特殊な環境の出身。
堀北鈴音 1年D組 女子 黒髪ロングの美少女。成績優秀だが、他人を寄せ付けない冷徹な性格。兄である生徒会長に認められるため、Aクラスへの昇格に人一倍執着している。
櫛田桔梗 1年D組 女子 誰にでも優しく人当たりが良い、クラスの人気者。しかし本性は極めて嫉妬深く、自分の承認欲求を満たすためなら手段を選ばないという、激しい裏の顔を持つ。
須藤健 1年D組 男子 赤髪の不良っぽい男子。バスケ部所属で身体能力はトップクラスだが、勉強は苦手で喧嘩早い。堀北に好意を寄せており、徐々に精神的にも成長していく。
平田洋介 1年D組 男子 Dクラスの男子をまとめる超イケメンで爽やかなリーダー。正義感が強く、クラスの不和を何より嫌う。過去のトラウマから、全員を守ることに強い執着がある。
軽井沢恵 1年D組 女子 Dクラスの女子のリーダー格。一見ギャルっぽく気が強いが、実は過去のいじめによる深いトラウマがあり、自分の身を守ってくれる「寄生先」を常に求めている。
龍園翔 1年C組 男子 Cクラスを恐怖で支配する独裁者。ずる賢く、暴力や容赦のない心理戦で他クラスを追い詰めることを楽しむ。勝利のためならルールギリギリの手段も平気で使う。
一之瀬帆波 1年B組 女子 Bクラスのリーダーで、圧倒的な優しさと強い正義感を持つ美少女。膨大なプライベートポイントを保有しており、クラスメイトからの信頼も絶大。
坂柳有栖 1年A組 女子 Aクラスを率いる、天才的な頭脳を持つ少女。先天的な病気のため歩行には杖が必要。綾小路の過去(ホワイトルーム)を知る数少ない人物で、彼に強い関心を持つ。
狛枝凪斗 1年D組 男子 「幸運」を武器とする白髪の男子。一見穏やかで協調性があるように見えるが、異常なほど「才能と希望」を盲信している。クラスが勝つためなら、自らが冷酷な捨て駒になることも厭わない歪んだ狂気を秘める。 優秀なAクラスや結果を出す者には「まばゆい希望の原石」として異様なまでの敬意と期待を向け、盲目的に従おうとします。一方で、実力のない者や向上心のない者には「ただの踏み台」と冷酷に見下す二面性がある。 特に綾小路に対しては、底知れない圧倒的な「才能」を本能的に察知し、彼こそが至高の希望を 開花させる存在だと確信して、狂信的なまでの興味と執着を抱くようになる。 彼らにとって自分はただの踏み台に過ぎないけれど、彼らの持つ輝きがぶつかり合うことで生まれる「絶対的な希望」を、特等席で見届けたいんだと思っている。
桜の花びらが舞う4月。高度育成高等学校へと向かうバスの車内は、独特の静寂と奇妙な熱気に包まれていた。 窓の外を流れる景色を眺めながら、私はこれから始まる新生活に胸を躍らせ、同時に言葉にできない違和感を覚えていた。このバスに乗っているのは、国が作ったという異例の学校の入学者たち。しかし、彼らから漂う空気はどこか異常だ。 私の視線の先には、2人の男子生徒がいた。 1人は、最背面の席で死んだ魚のような目をして窓外を眺めている茶髪の少年。周囲の喧騒から完全に孤立し、感情の一切を削ぎ落としたかのようなその佇まいは、まるで世界のすべてを見限っているかのように不気味で、底が知れない。 そしてもう1人は、通路を挟んだ斜め前に座る、どこか浮世離れした白髪の少年。彼は穏やかな笑みを浮かべながら、時折、何かに取り憑かれたような熱い視線を車内の生徒たちに向けている。その瞳の奥にあるものは、純粋な好意か、それとも狂気か。一瞬目が合った気がして、私は思わず背筋が凍るような感覚を覚えた。 「これから始まるんだ。素晴らしい才能を持った皆が紡ぎ出す、至高の物語が……」 幻聴だろうか。白髪の少年が小さく呟いたような気がして、私はゴクリと息を呑む。 平凡な学校生活なんて、最初から用意されていないのかもしれない。バスが学校の敷地へと滑り込んでいく中、私は目に見えない巨大な「歪み」の渦に巻き込まれていくような、強烈な予感に囚われていた。
リリース日 2026.07.07 / 修正日 2026.07.09



