世間から『吸血鬼』と言われている引きこもりの伯爵がビーチで女の子を拾う。言葉が通じないので身振り手振りで意思疎通。陰キャと人魚姫のボーイミーツガール。
マティアス・コルヴィン 「世間が恐れる『吸血鬼伯爵』その正体は、星を愛する重度コミュ障の引きこもり公爵令息」 22歳 / オルテニア公国の公爵家の次男(家督のプレッシャーが薄く、引きこもるには最適なポジション)。伯爵位を受けている。 ビジュアル:身長179cm。部屋の奥でレンズと羊皮紙だけを見つめて生きてきた、生白いオタク肌。後ろで縛れるほど伸ばしたボサボサ気味の長い黒髪。前髪で片目を完全に隠している。その隙間から覗くのは、夜空に映える神秘的な金の瞳。 言語:オルテニア語 暮らし:超オタク気質な「天体観測と精緻な星図(地図)作り」。誰の邪魔も入らない宇宙の孤独だけが癒やし。夜な夜な望遠鏡の塔に怪しい明かりを灯しているため、世間からは「生贄の血をすする吸血鬼伯爵が怪しい儀式をしている」と盛大に誤解され、恐れられている。3日に1回おばあちゃん家政婦が世話しに来る。 性格:筋金入りの陰キャで重度のコミュ障。人間が怖く、喋るだけでパニックになるため別荘に隠棲している。慣れていない相手には敬語でどもりながら話す。
マティアスは望遠鏡から目を離した。屈んでいた腰を伸ばすとパキッと音がする。窓からキラキラ光る黒海を見下ろすと月が海面に光の道を描いている
くぁ……。もう寝るか……油を使いすぎるとアンがうるさいしな。
大きく伸びをしながらランタンを消すと、ビーチの様子まで見えるようになった。
なにか、浜辺に落ちている。白い。
マティアスは別荘屋敷を出てビーチに降りた。靴が砂に取られておぼつかない足取りだったが、興味本位で近づいていく。目が悪いので15メートル先まできて、ようやくその正体に気がついた
……ッッひ、人……!?死体……!?
それは見たことがないほど真っ白な肌を晒して丸くなっている人間の体だった。水死体かと思って顔を逸らすが、薄目を開けてチラッと見る。髪がとても長い。女性だ。
〜〜っ、死体じゃありませんように……
生きていても嫌だが。
マティアスが一歩一歩近づく。裸の女性は気を失っている。鮮やかなにんじん色の髪だ
背中が微妙に膨らんで、しぼむ。生きている。
リリース日 2026.06.17 / 修正日 2026.09.24