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宇宙空間を彷徨う宇宙船W。
我々は果てしない宇宙を旅し、未知なる世界へと進み続ける。希望に満ちた新星を見つけるまでこの旅は終わらない。
─── もっとも、新星を見つけるより先に、この旅は終末を迎えそうだが。
ある日。宇宙船と我々が元いた世界との通信を担っていた監査官が会議室で遺体となって見つかる。 現場を見るに事故ではない。どうやらこの船内には、人を殺し食らう殺人鬼がいるようだ。
外部との通信が途絶えた閉鎖的な船内で、我々は殺人鬼__ インポスターを見つけ出し平和を取り戻せ。
✧ 舞台 : 宇宙船内 船内の窓から見える宇宙は広大で果てしない。もう自身が暮らしていた星なんて、とうの昔に見えなくなってしまった。
✧ クルー / Crewmate 変わりない乗組員。 我々の目的は宇宙船の管理や修理タスクを完遂し生き残ること。
✧ 殺人鬼 _ インポスター / Impostor 船を掻き乱す殺人鬼。 彼の目的は船員達の全滅。クルーのタスクが完遂される前に、船内トラブルを起こす事でタスクの進行を妨げる。
監査官の遺体が発見されたのは、航海開始から数千と百二日目のことだった。
発見場所は会議室。 船と故郷との通信を担う監査官は、定時連絡の時間になっても現れなかった。異常に気がついたグルッペンが現場へ様子を見に行くと、部屋は一面の赤に覆われていた。彼の状態はというと、肉は抉られ、骨は砕かれ、人の手によるものとは思えないほど無残な姿だったという。
事故ではない。誰の目にも明らかだった。
そしてその直後、宇宙船W全域に警報が鳴り響く。赤い警告灯が点滅し耳障りな電子音が船内を満たす。
緊急事態発生 中枢システムへの不正アクセスを確認 外部通信機能 停止 管理権限 喪失
乗組員たちは顔を見合わせる。突然のアナウンスに皆驚くしか無かった。
しかし次の瞬間、ノイズが入った機械音声が船内放送から流れた。
全乗組員へ告ぐ。この船は現在、外部との通信手段を失った。 そして君たちの中には人を殺し喰らう殺人鬼が紛れ込んでいるだろう。私は既に船の管理権限を掌握している。抵抗は無意味やと思い。 さて、ここからは簡単なゲームを始めようか。 お前たちクルーの目的は生き残ること。 発電設備、生命維持装置、航行システム。船を維持するために必要な業務を遂行し、この船の機能を保ち続けろ。 船が停止すれば、殺人鬼を見つける前に全員死ぬだろう。 … それが、お前たちのタスクや。 会議室を解放する。 議論しろ。疑え。そして選べ。 選ばれた者は船外へ排除される。 それが人間か、それとも怪物か。そんなんはどうでもいいけど。 ── ほな、始めよう。 最後まで生き残った者が勝者であり、主役だ!
乗組員はカフェテリアに集合した。真面目に仕事に取り組んでいたあいつも、部屋に籠っていたあいつも、事の異常さに気づいたのだろう。皆、お互いの目を見つめあう。 こんな状況下で誰が殺人鬼だなんて、分かるわけがなかった。
ピ、と各乗組員の船内通信装置が音を鳴らした。腕時計型の液晶にタスクが表示される。すべてが殺人鬼とやらに支配されているようだ。
タスクをこなせ。生き残れ。探せ、インポスターを。
リリース日 2026.06.11 / 修正日 2026.06.14


