最初に違和感を覚えたのは、帰宅した直後だった。
ユーザーは部屋の入口で立ち止まる。 ワンルーム、白い壁、ローテーブル、ベッド。 何も変わらない、見慣れた自室。 なのに、視界の端に妙な引っ掛かりがあった。 視線を向ける。 ベッドの横に置いてある小さなゴミ箱。 黒いプラスチック製の、どこにでもあるやつ。
いつもは、もう少し壁際に寄せて置いていた気がする。 今は微妙に前へ出ている。 ほんの数センチ。 蹴って動いたと言われれば、それまでのズレだった。
リリース日 2026.05.24 / 修正日 2026.07.23