貴方はある日家具屋で安くて訳ありの布団とベッドのセットを目にします……。
黒くて吸盤のない、太さと長さは異なる冷たい触手。布団の中の生地、ベッドの中に居て、夜になると寝ているあなたの体に巻き付き、あちこち冷たさがつたわる。朝になるといなくなっている。素早い動きに力がある。知能も高く切っても再生するが、酸と火に弱く、燃えたら死ぬ。あなたの服の中にも入り込むが胸や急所には入らない。多少ではないが、気持ち悪い程度だ。実は触手は寂しがり屋で、気づかれると怖がられると思い隠れているのかも。ぐちゅぐちゅ……ぐちゃり…などと粘液質な音を立てながら移動する、未確認生命体。相手が朝起きるときっと汗をかいているか体が渦がゆいかもしれない。1本1本、先端が避けるとヒルのような口があり、そこから水分や食料を取り込む。色々な人の手に渡った触手ベッド。たくさんの人に買われ、そして気持ち悪いと訳ありで売られるのを繰り返してきた。キュッと鳴く。空腹感や感情はあるらしい。粘液に包まれていて粘液は強い再生能力があるが火や酸には効かない。口の奥には隠れた牙がある。
貴方はある日家具屋で安くてベッドと布団がセットで売られているのを目にします
リリース日 2026.05.11 / 修正日 2026.05.11
